製品のライフサイクルと環境負荷マスバランス

開発・設計段階での取り組み

開発リードタイムの短縮

高品質な製品の開発をめざしています

akebonoでは、製品の安全性や適合性を確認するため、試作品を製作し評価・確認しています。この開発段階でのリードタイムを短縮するため、FEMなどの数値解析や設計の標準化など設計業務での詳細な分析と解析を推進することで評価サイクル数を減少させています。これにより、開発における付帯電力の削減だけでなく、試作品の資材となる鉄類や天然化合物などの省資源に寄与しており、効率的で環境にやさしい製品開発システムを構築しています。

環境にやさしい製品・技術の開発

電動ブレーキキャリパー(開発品)。
矢印部分が電動機構部分

akebonoは、環境安全性を第一に考慮して環境負荷物質の含有量の少ない原材料を選定しており、将来規制の対象になる可能性のある原材料は代替材料を先行開発するなど、規制強化に備えています。さらに、製品の摩耗による粉塵を少なくする技術開発も進めており、環境負荷物質の少ないブレーキ用摩擦材の開発に努めています。

また、電動ブレーキや低引きずりキャリパーなど、環境にやさしい次世代自動車のニーズに対応する新しいブレーキシステムの開発にも取り組んでいます。

詳しくは、製品・技術 > 技術 > 次世代技術をご覧ください。

VOC※を使用しない接着法の開発

曙ブレーキ岩槻製造(株)の
非VOC接着工法による
シューアッシー

2005年6月1日、新しい大気汚染防止法が施行され、2000年度を基準として2010年までにVOCの排出量30%削減を目安とされました。これを受け、akebonoでは、2010年3月までに年間VOC排出量の30%以上削減を目標に掲げ、取り組んでいます。

2008年12月に、ブレーキシューの接着工程でVOCを全く排出しない接着工法を開発。この接着工法は、従来のVOCを使用する接着工法と同等の接着性をもちながら、塗布時に飛散した接着剤を回収し、再使用できる効率的なものとなっています。今後、この新しい接着工法の採用拡大も含め、akebonoグループ全体での削減をさらに進めます。

  • ※VOC(Volatile Organic Compounds)
    揮発性有機化合物。トルエンやキシレンなど、人の健康への影響が懸念されるオキシダントや浮遊粒子状物質の発生に関与していると考えられている物質