AKEBONO REPORT 2011
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曙ブレーキ工業株式会社社員とともに労働安全衛生社員の安全と健康の確保akebonoグループの安全衛生健康活動は「曙の理念」と「akebono21世紀宣言」をもとに策定され、中央安全環境委員会を頂点とするakebono安全衛生マネジメント体制により、社員の「安全と健康」を確保し、緊急事態の発生防止を徹底しています。2010年7月の山形製造㈱での中央安全環境委員会では国内グループから33名が参加し、リスクアセスメントの観点から改善活動を行いました。㈱アロックス 交通無災害 3,700日達成国内生産拠点間の輸送や生産拠点からお客様への納入など、akebonoグループ製品の輸送を担う㈱アロックスでは、2000年から数えて10年間、製品輸送時はもとより社員の通勤途上や勤務時間外においても交通災害を起こさない「交通無災害3,700日」を達成しました。製品を通して社会に安全・安心を提供するakebonoグループは、「物流」においても社会に安全・安心を提供し続けています。太田労働基準監督署長より表彰状授与館林鋳造所での「安全の鐘パトロール」や安全体験機の設置などの安全啓発活動が評価され、2010年10月の「館林地区産業安全衛生大会」において太田労働基準監督署長より表彰されました。今後も賞に恥じない活動を進めていきます。資格取得への挑戦 山陽製造㈱の大塚元明は、合格率20%といわれる数値制御旋盤国家技能検定2級に合格。その1年後、スキルアップした自分の能力を形にしたいという思いから、さらなる難関である1級に挑戦し、見事合格しました。「無事合格できたのは、上司の後押しと先輩の『お前ならできる』という声援のおかげです」山陽製造㈱製造2部 製造4課 シリンダー加工係大塚 元明アスベスト問題への取り組みakebonoは1970年代に、日本の企業のなかでもいち早くノンアスベスト製品の研究開発に取り組みました。1992年には乗用車OEM(新車組付)用製品、1994年には商用車OEM製品のノンアスベスト製品への切り替えを完了し、補修部品についても2000年以降はアスベスト製品の生産を全面的に中止しています。2005年7月には、社内に「石綿特別委員会」を設置。同年8月から各グループ企業に「健康相談室」を設置し、周辺住民の皆様、退職者とそのご家族を対象に健康診断(費用当社負担)を実施し、今後も継続する計画です。2011年3月末現在で健康診断の累計受診者は587名となりました。akebono労働衛生マネジメント体制専門部会中央安全環境委員会本社 安全衛生委員会ACW 安全衛生委員会ACS 安全衛生委員会センサー安全衛生委員会本店安全衛生委員会オブザーバー参加委員会 あけぼの123 ㈱ ㈱中央技術研究所 モノづくりセンター ㈱アロックス交通安全部会環境保護部会防火防災部会安全作業部会健康管理部会山形製造㈱福島製造㈱岩槻製造㈱山陽製造㈱館林鋳造所生産部門㈱アロックス各事業所安全衛生委員会退職者退職者ご家族周辺住民合 計石綿肺所見あり41名(+1名) 0名0名41名(+1名)塵肺所見あり15 名0名0名15 名所見なし382名(+13名)37名(+2名)112名(+2名)531名(+17名)受診者合計438名(+14 名)37名(+2名)112名(+2名)587名(+18 名)健康診断受診者数内訳(2005年8月~ 2011年3月末現在)( )内は前年度からの増加数

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