AKEBONO REPORT 2017
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Information 2記念式典には、レーシングダイレクターのエリック・ブーリエ氏(左)、コマーシャル&フィナンシャルダイレクターのジョン・クーパー氏(右)をはじめ、マクラーレンチームから6名が参加しました。F1への挑戦技術力向上エンジニア育成欧州での高性能量販車向けビジネスの拡大優勝34回表彰台獲得94回世界最高性能のブレーキを目指してF1 マクラーレンチームとのパートナーシップ10周年チームのパートナーシップが10周年を迎え、記念式典が行われました。この10年の間にマクラーレンから多くのことを学び、当社の技術力は大きく向上しました。F1への挑戦によって培われた、軽量化・高剛性・冷却性などさまざまな技術と、エンジニア一人ひとりの経験が、高性能量販車向けビジネスに活かされています。車両規定が大きく変更されたことでラップタイムが縮まるといわれる2017年シーズン。ブレーキへの負担が大きくなる中で、akebonoは最高の性能を供給するために尽力しています。akebonoは、2007年よりマクラーレンチームのオフィシャルサプライヤーとして、世界最高性能への挑戦を開始しました。求められるのは「速く走るためのブレーキ」。時速300km/hからコーナーへ進入する時、80km/hに到達するまで、わずか3秒。この時、ローターの温度は800℃にも達します。徹底した軽量化と高剛性、優れた冷却性、常に高い信頼性と安定した性能を非常に高い次元で実現するため、構造、材料、表面処理などすべてにこだわりをもって取り組んでいます。2013年シーズン後に、akebonoはマクラーレンチームとさらに緊密な連携を行う「テクノロジーパートナー」となりました。2016年にはakebonoとマクラーレンakebono×マクラーレン F1へのチャレンジ2007年ブレーキキャリパー、マスターシリンダーを供給開始第2戦マレーシアGPにて初優勝2008年ワールドドライバーズチャンピオンを獲得2013年技術的連携を強化しテクノロジーパートナーへ2014年ブレーキバイワイヤ油圧ユニットを追加供給開始2016年マクラーレンチームにブレーキの供給を開始して10周年AKEBONO REPORT 2017 16Part 1 価値創造モデル

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