Ai-Ring(テストコース)|製品・技術|曙ブレーキ工業株式会社
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Ai-Ring(テストコース)

Ai-Ring (テストコース)

福島県いわき市にある、akebonoのテストコース「Ai-Ring」は、自動車部品メーカーのテストコースとしては国内最大規模を誇ります。72万m2を超える広大な敷地に1周3,016mの高速周回路、低μ路やワインディング路など、数多くの評価路・評価設備を備え、台上評価から実車評価まで、さまざまなブレーキ評価を行うことが可能です。

福島県いわき市にある、akebonoのテストコース「Ai-Ring」は、自動車部品メーカーのテストコースとしては国内最大規模を誇ります。72万m2を超える広大な敷地に1周3,016mの高速周回路、低μ路やワインディング路など、数多くの評価路・評価設備を備え、台上評価から実車評価まで、さまざまなブレーキ評価を行うことが可能です。

akebonoは、1967年に埼玉県旧岩槻市内にテストコースを開設し、1988年に福島県いわき市に移転しました。 2011年3月の東日本大震災によりテストコースは大きな被害を受けましたが、高速周回路などの第1次修復工事を行い、2012年11月に名称を「プルービング・グラウンド」から「Ai-Ring」へと改め、リニューアルオープンしました。

2013年からは、第2次修復工事として総合試験路や低μ路を修復し、さらに、坂路の拡張、ワインディング路や悪路試験路の新設、ダイナモ設備の増設など、施設の拡充工事を進めてきました。この拡充工事は「ふくしま産業復興企業立地補助金」の対象事業となっています。

これらの修復・拡充工事は2016年10月に完了し、新生Ai-Ringが誕生しました。この施設の拡充により、日本のみならず、グローバルにおける実際の使用環境により近い条件でのブレーキ開発評価が可能となっています。さらに、台上評価から実車評価までを同じ敷地内で実施できるため、開発のスピードアップが実現しました。

2018年4月からは、さらに充実したテストコース「Ai-Ring」のコース(一部整備工場を含む)の貸出をスタートさせます。 貸出についての詳細は、「 お問い合わせフォーム/その他のお問い合わせ」よりお問い合わせください。

Ai-Ring概要

所在地
福島県いわき市
敷地面積
726,729 m²
高速周回路
1周:3,016m、
バンク部半径:200m、
最大バンク角:44°、
最高試験速度:200km/h超
ワインディング路
1周:1,533m、
標高差:23m
坂路
勾配:5%~35%、計8本
円旋回路
最大R:50m
悪路試験路
栗石路・ベルジアン路・アスファルト悪路、計3種
浸水路
最大水深:400mm
設備
ノイズダイナモ設備、ベンチ試験設備、大小車両整備場

試験路

試験路

周回路

周回路の全長は1周3,016m、直線路は600mあります。コースは3車線に分かれており、内側から低速・中速・高速レーンとなっています。バンクの最大傾斜は44°。高速を安全に走行するために必要とされる、遠心力に配慮した傾斜となっています。このバンクを使用しての最高試験速度は200km/h。設計車速の157km/hで、ハンドルをきらずにバンクを周ることができます。

  • 周回路

総合試験路

低μ路や円旋回路(スキッドパッド)があるエリアを総合試験路と呼んでいます。総合試験路の路面面積は、約30,000m²。自動車の低速評価や、自動二輪車、フォークリフトなどの評価も行うことができる幅広い評価エリアです。現在は、人財育成を目的としたドライビングトレーニングの場としても使用しています。

  • 総合試験路

低μ路

氷上や、雪が踏み固められた路面を想定した「滑りやすい」試験路です。

路面は、セラミックタイルとバサルトタイル*の2種類があります。路面の両サイドには散水の装置が設置されていて、路面を水で濡らして使用します。水で濡らしたときの路面の摩擦係数は、セラミックタイルが0.1、バサルトタイルが0.2~0.3で、セラミックタイルはアイスバーン、バサルトタイルは圧雪した道を想定しています。

  • 低μ路

円旋回路(スキッドパッド)

直径が130mの円旋回路です。旋回路には半径50m、40m、30mの円が描かれており、その線に沿って旋回することによるブレーキへの影響を確認します。

このエリアも低μ路と同様に路面を水で濡らすことができます。外周部の半分に散水施設を設け、片側から散水します。路面には0.5%の勾配がついており、水は全て反対側へ流れる仕組みになっています。流れた水は貯水池に集まり再利用される仕組みです。

  • 円旋回路(スキッドパッド)

ワインディング路

2013年からの拡充工事により、従来のテストコースの内側に新設されました。

コースの全長は1,533m、標高差は23mあります。

高低差のある連続したカーブを備え、上りながら曲がる、下りながら曲がる、左右に連続して曲がって止まるといった動きによる、ブレーキの温度の上昇や冷却性能といった、温度特性を評価することができます。右回り、左回りとも走行可能で、左回りの場合、直線の下り坂における、より高速時の走行評価が可能となっています。

市街地や観光地の一般道や山岳路などを想定した走りを再現することができるこのコースは、元々の地形を生かし、より自然なコースづくりを目指して設計されました。

  • ワインディング路

坂路

2013年からの拡充工事により、従来の3種類から8種類に増設しました。

この坂路の中で最も急な勾配は、車両の限界勾配である35%。乗用車の評価の法的な基準となる20%の勾配や、トラックの評価の基準となる18%の勾配、また、緩負荷時の評価をすることができる5%~の緩勾配も備え、幅広い評価に対応することが可能となっています。

  • 坂路

悪路試験路

悪路試験路は、路面の凹凸がブレーキに及ぼす影響を評価する試験路です。栗石路、ベルジアン路、アスファルト悪路が、2013年からの拡充工事でリニューアルされました。

栗石路には、高さや大きさの異なる9種類の玉石を使用しています。栗石の個数や高さ、配置を変えることで、さまざまな路面を再現することが可能です。

ベルジアン路は、ヨーロッパによく見られるブロック状の石を敷き詰めた石畳を想定したつくりになっています。実際にヨーロッパの道路で使い古された石材を選定し、現地で使用されているマンホールも設置することで、実際の石畳路をより忠実に再現しています。

アスファルト悪路は、凹凸の多いアスファルトの舗装路を再現しています。舗装路の経年劣化によって生じるズレや段差などに乗り上げたときのブレーキの状態も確認することができます。

  • 栗石路

    栗石路

  • ベルジアン路

    ベルジアン路

  • アスファルト路

    アスファルト悪路

環境負荷低減に向けた取り組み

コース造成のために伐採した樹木は、すべて破砕機でウッドチップ化して、土砂流出の抑制のために斜面に吹き付けることで100%再利用し、廃棄物を出さないゼロエミッションを実現しました。伐採の際に採取した種子の散布により、緑地化も図っています。

  • 伐採した樹木

    伐採した樹木

  • 破砕機でウッドチップ化

    破砕機でウッドチップ化

  • 法面に吹き付け

    斜面に吹き付け

また、敷地内に総発電量40kWの太陽光発電システムを導入し、大型ダイナモなど、電力負荷設備が多いエリアに供給するほか、一部を蓄電し、停電時に約7時間、事務所内のネットワークサーバーなどの電気を使用できるようにしています。

  • 40kW太陽光発電システム

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