AKEBONO REPORT 2011
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曙ブレーキ工業株式会社特 集第3の転換期を迎え、真のグローバリゼーションに向けて第3の転換期とは 1929年に創業したakebonoは、現在までの80年を超える歴史の中で、ブレーキを通じて世界と関わることで大きな転換期を迎え、成長の足掛かりとしてきました。 第1の転換期は日本のモータリゼーションの到来を目前に控えた1960年、世界的なブレーキメーカーだった米ベンディックス社との技術提携です。この契約の実現を契機に海外メーカーからの積極的な技術導入により、akebonoは総合ブレーキメーカーへの飛躍の足掛かりを得ました。 第2 の転換期は、1986 年、GMとの合弁会社「Ambrake Corporation」(現:Akebono Brake,Elizabethtown Plant、米国ケンタッキー州エリザベスタウン市)の設立です。国内自動車メーカーが海外生産を開始し、akebonoが海外でもタイムリーに部品を供給する環境を作ることが急務となっていました。初の本格的海外展開として、ブレーキ製造に関わる技術面だけでなく経営の舵取りもakebonoが担いました。 第3の転換期は、ボッシュ北米事業を譲受けた2009年です。第3の転換期では、akebonoが「真のグローバリゼーション」をどのように果たしていくのかが課題となります。 akebonoでは、真のグローバリゼーションとは、国籍、言語、教育、宗教、風俗習慣など、さまざまな価値観を持った社員が、お互いの違いを認め、お互いの良さを融合させることで、唯一無二のakebonoをつくり上げ、世界中のお客様のニーズに対応して行くことと考えます。 第3の転換期を迎え、真のグローバリゼーションに向かって各部門が捉えている課題と今後の対策を伺いました。第3の転換期を迎え、真のグローバリゼーションに向けて特 集ベンディックス社との技術提携パーティ(1960年)Ambrake Corporation 工場鍬入式(1986年)ボッシュ北米事業の譲渡契約調印式(2009年)

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