AKEBONO REPORT 2011
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曙ブレーキ工業株式会社コーポレートブランド(CB)経営とCSR社会からの信頼をブランドの魅力につなげ企業価値を高めていきますくことができました。このように、CSRの推進によって「製品を通して安全・安心を社会に提供するだけでなく、企業活動のさまざまな場面においても社会に貢献している」と社員が実感することを期待しています。それによって社員の自社に対する信頼が高まり「社会に安全・安心を提供している」誇りへつながると考えています。CSRを推進していくことが結果的にコーポレートブランド価値を下支えし、akebonoのコーポレートブランドの魅力を高めることにつながっていくと考えています。コーポレートブランド経営のKPI*akebonoでは一橋大学 伊藤邦雄教授と日本経済新聞社が共同開発したコーポレートブランド価値測定モデル「CBバリュエーター」を2002年より採用しています。akebonoでは、CBバリュエーターの「CBスコア」という指標に着目して、その数値をコーポレートブランド経営のKPIとして扱っています。akebonoのCBスコアはリーマンショックの影響もあり収益が変動した2009年から、自動車業界の業界動向などにも影響され、2010年には488ポイントになりました。コーポレートブランド経営を導入した2005年よりも高い水準にあるものの、2年連続で低下しています。今後は中期経営計画を進めていく中でCBスコアのポイントアップを狙っていきます。akebonoにおけるCBとCSRの関係概念図CSR社内推進状況akebonoは、社団法人日本自動車部品工業会(JAPIA)発行の「CSRガイドブック(2010年4月改訂版)」に基づき、akebonoのCSR活動を全社的に体系化、見える化することを主眼におき、取り組み状況の一覧表を作成しています。また、社内における取り組み状況をISO26000*に基づく自己点検も開始しました。それにより、積極的に推進している項目と今後取り組むべき課題が地域によって異なることも判明しつつあります。今後は国際的な規範も鑑みながら基盤整備を進めていきます。* BCP: Business Continuity Plan(事業継続計画)* KPI: Key Performance Indicator (目標到達度を測る指標)* ISO26000:2010年11月に制定された企業などの社会的責任に関する国際規格

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