AKEBONO REPORT 2011
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曙ブレーキ工業株式会社地域社会とともに地域の活動に積極的に取り組んでいます米国:地元共同体への参画北米拠点では多くの社員が地域の評議会、協議会に属し、地域社会の課題解決に取り組んでいます。Akebono BrakeCorporation (ABC)では、自動車関連企業の要望を州の法規や法制に反映するケンタッキー州自動車産業協議会の委員や、ケンタッキー州知事の諮問機関である日系企業諮問委員会の委員、ユナイテッド・ウェイのケンタッキー州役員として災害発生地域の支援、衣食住の支援を必要としている人々の支援やドメスティックバイオレンス被害者の救済などに参画しています。Akebono Brake, Elizabeth Plant (ABE)では、就業機会の開発と雇用機会の創出を行うリンカーン・トレール地区労働力投資委員会の役員や、社員の技能向上のための訓練プログラムを開発するエリザベスタウン工業育成財団の議長に就任。Akebono Brake, Glasgow Plantでは、地域の方々のための職業訓練プログラムを開発するバレン・リバー地区の職業訓練機関の委員を務めています。Akebono Brake,Clarksville Plantでは、地域の産業動向の調査や異業種交流を行うクラークスビル/モンゴメリー産業協議会の理事長や委員として、地元共同体の活動に積極的に参加しています。米国:小児まひ救済募金運動ABEとABCの社員は毎年マーチ・オブ・ダイムと呼ばれる募金キャンペーンに参加しています。これは小児まひや早産を防止し、乳幼児死亡率を低下させる研究と教育を支援する活動です。すべての赤ちゃんが健康を脅かす要因に打ち勝つため、研究者、ボランティア、教育者が奉仕活動に従事している人々と連携して取り組んでいます。米国:地元高校生への奨学金制度ABCでは、地元エリザベスタウン高校とハーディン中央高校の卒業生を対象とした奨学金制度を運用しています。高校卒業後に技術課程に進む学生に対して支援を行うもので、将来エンジニアとなって社会に貢献する人財の育成と、地域の若者の就業機会の拡大を狙いとしています。米国:献血活動ミシガン州のAkebono Engineering Center (AEC)で人事管理コーディネーターを務めるロザンヌ ドマンスキーは、自身の母親が闘病に多くの輸血を必要とした経験から、過去6年間、米国赤十字社に代わって献血活動を行っています。AECではもともと1990年代から毎年献血を実施していましたが、ロザンヌがこのプロジェクトを引き継いですぐ、赤十字社が設定した目標を上回るようになりました。献血活動における社員の参加を促した功績からakebonoは彼女に感謝状を贈りました。フランス:インターン生の受け入れAkebono Europe (Arras)では、周辺地域の高等学校、専門学校からインターン生を積極的に受け入れています。これは学校の教育課程への協力に留まらず、次世代を担う人財である地元の若者に対する職業選択の支援と、地域の方々にakebonoの事業への理解を深めていただく機会と捉えています。2010年度は、前年度の2倍を超える23名のインターン生を受け入れ、延べ日数は605日にも上りました。今後も継続してインターン生の受け入れを積極的に行うことで、地域社会におけるakebonoの役割を果たしていきます。タイ:障がい者施設訪問Akebono Brake (Thailand) Co., Ltd. (AKBT)では、地域社会へのボランティアの一環として、社員からの募金で購入したプレゼントを持参し、障がい者施設の訪問を行っています。施設には身体の不自由な方々がアクセサリーを作る工房があります。アクセサリー制作とブレーキ製造、同じモノづくりに関わる者同士、やりがいや苦労などの意見交換を通して交流を深めています。*海外拠点の正式名称はp.67に掲載しています。募金キャンペーンに参加した社員参加したAKBT社員と施設の方々

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