AKEBONO REPORT 2011
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曙ブレーキ工業株式会社社員とともにグローバルに活躍できる人財づくり人事基本理念「会社を成功に導く最も重要なファクターは『人財(社員)』である」という考えのもと、「社員一人ひとりに機会を提供し、会社の成功を共に分かち合える社員を支え続けていくこと」を基本方針として、「個の確立」と「相互の尊敬と信頼」を基盤に、グローバルでの長期人事政策の構築をめざしています。人財開発・人事制度国籍を問わず、適切な人財を適切なポジションで、適切な地域とプログラムを任せることを理想として教育プログラムや人事制度の整備を進めています。これまで、各地域で独自の教育プログラムや人事制度を運用していた中で、特に国籍や言語・文化の異なるメンバーで同じプログラムに取り組む機会が少なかった日本の社員のグローバル対応力を高めます。「コミュニケーション能力」「異文化対応能力」「言語能力」に注目して人財育成プログラムの強化を図ります。グローバル教育プログラム■Akebono Standard Packageの導入akebonoに入社する方々の研修プログラムとして全世界のakebonoグループで統一した教育パッケージの準備を進めています。akebonoの成り立ちや歴史、地域ごとの事業の特徴に始まり、APSやコーポレートブランド経営などのakebonoの企業文化や哲学をまとめます。これにより、akebono社員として共通で身に着けておきたい基本的な知識や考え方の統一を図ると同時に、地域ごとの特色を活かしたオリジナルプログラムを追加することでそれぞれの国や拠点ごとにふさわしい教育プログラムを確立します。Akebono Standard Packageは2011年から順次導入を開始し、2012年度中には全世界のakebono拠点での展開を目標としています。■グローバルリーダー研修海外を含む各拠点のマネジメント層を対象としたグローバルリーダー研修を2011年度に計画しています。各拠点の中核的役割を担う人財を一堂に集め、グローバル事業戦略の共有や各国・地域の役割をお互いに理解し、認め合うことで、グローバルakebonoとしての一体感と相互理解の確立をめざした取り組みです。初回は日本での開催を予定しており、実施に向けた準備作業を進めています。ダイバーシティ■インターンシップakebonoはニーズの多様化とグローバルでの市場展開に伴う社員の国際感覚の醸成と、日本国籍以外の若者に対する職業選択の支援をめざし、インターンシップを積極的に推進しています。2011年度は本社系の各職場に1名以上のインターン生が在籍する状態をめざします。さまざまな国籍の人が集まり、社員とインターン生が同じプログラムに関わる環境を創り出すことで、グローバル人財の下地づくりを進めます。ワークライフバランス■基本的な考え方akebonoでは、社員一人ひとりが大切にしている価値観を認め、その多様性を尊重することで、企業力を高めることを狙いとしています。すなわち、その人らしい働き方や生き方を尊重することが仕事における創造的な発想につながり、それらの集積した結果として企業の活力が高まることを期待しています。2010年度の有給休暇取得日数は国内akebonoグループ全社員の平均で一人当たり14日でした。■社員育児休職制度「社員育児休業制度」は法定基準を上回る制度を整備しています。育児休職は3歳まで、育児短時間勤務では小学校6年生まで同制度の利用が可能です。また、仕事と子育ての両立ができる職場環境づくりへの取り組みや育児支援制度の充実が評価され、内閣府より「子ども若者育成・子育て支援功労者表彰」の「チャイルドユースサポート章」を2010年11月に受章しました。インターン生受け入れ人数の推移若手社員とインターン生が参加した異文化ワークショップ(Ai-City 2010年11月9日)

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