AKEBONO REPORT 2011
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曙ブレーキ工業株式会社ゼロエミッションの継続・向上2010年度廃出物の内訳(国内主要拠点)金属21,400t67%廃出物発生量31,800t摩擦材 2,200t 7%汚泥 700t 2%廃油、廃液 2,600t 8%鉱さい4,100t13%廃プラ 200t 1% 紙、木、ダンボール 200t 1%その他 400t 1%ゼロエミッションゼロエミッションとは廃棄物ゼロの実現に向けて、1994年に国際連合大学のグンタ・バウリ氏を中心としたグループが提唱した構想です。これを受けて、akebonoは2004年度までに国内主要拠点において、産業廃棄物埋め立てゼロを達成しています。国内で進めてきたゼロエミッション(定義:直接埋め立てゼロ、単純焼却ゼロ)は、山陽製造㈱が2006年3月に、旧いわき製造㈱が2007年2月に達成したことにより、全拠点で完了しました。景気回復による生産増の影響(国内売上高100億円増)を受け、2010年度国内主要拠点の廃出物発生量は、前年度比2,200t増の31,800tとなりました。ゼロエミッションは維持継続しています。akebonoは今後も循環型社会の形成に貢献できるよう、リサイクルによる資源の有効活用や、廃棄物の処理コストの削減および処理方法の効率化を探究していきます。また、あわ工程内リユース 400t 1%直接埋め立て 0 t 0%* 2009年度から館林鋳造所を集計に加え、8拠点の数値データを記載しています。2007年度に直接埋め立てゼロを達成し継続中2010年度国内主要拠点の廃出物の発生量とリサイクル率その他のリサイクル 9,200t 29%有価物 21,400t 67%サーマルリサイクル 800t 3%廃出物発生量31,800t国内主要拠点の廃出物の総発生量とリサイクル率* 総発生量には有価金属等の有価物を含みます。生産段階での取り組みせてゼロエミッションの基本である、Reduce(減らす)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)をさらに進め、ゼロエミッションのレベルアップを図っていきます。akebonoではリサイクル推進のため、個人の意識向上に取り組んでいます。ゴミの分別は地域ごとに異なるルールのため、家庭や職場で分別方法が異なる場合があります。地域のルールに則して確実にゴミを分別するため、岩槻製造㈱では講習会を実施しました。2010年度は10月から11月にかけて3回実施し、合計48名が参加しました。参加者からは、プラスチックコーティングされた紙の見分け方など、「これまでの分別方法の認識を改めさせられた」「家庭での参考にしたい」との感想が多数寄せられました。 その後、間違いやすい分別アイテムを判りやすく表現したカードを作成してゴミ箱に設置するなどの受講者の自発的活動に発展しています。岩槻製造㈱ 廃棄物分別講習会事例紹介に基づいて行われた廃棄物分別講習会(2010年10月15日

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