AKEBONO REPORT 2011
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曙ブレーキ工業株式会社生産段階での取り組み持続可能な発展の視点から水資源を考えますABEでは2010年度、段ボール、廃プラスチックなどの廃棄物リサイクルにより、968t(米国環境庁の計算プログラムによる)に相当するCO2 排出量を削減しました。また、金属スクラップは688tがスクラップ鋳鉄として、24tがリサイクルアルミ原料として外部に送られました。2010年4月22日にはアースデーの記念イベントで、ハーディン郡や近隣会社とタイアップし、ABEは家庭の家電ゴミのリサイクル窓口を担いました。同じく9月18日の「ハーディン郡 第3回 家庭の有害ゴミの収集」では、26,252ポンド(約12t)のゴミを収集し、地域イベントへの協力に対して、ハーディン郡から感謝状が贈られました。米国:Akebono Brake, Elizabethtown Plant (ABE)ハーディン郡から送られた感謝状「第3回家庭の有害ゴミ収集(」2010年9月18日)TOPICS水の使用量の削減世界の重大な水問題を討議する「第5回 世界水フォーラム」が、2009年3月、「持続可能な発展のための水供給」と「発展を可能とするためのメカニズム」を課題として、トルコのイスタンブールで開催されました。155カ国、約33,000人が参加して行われたフォーラムでは「気候変動と水管理適応」が参加者の関心を集め、日本からは「循環型水資源管理」の重要性が提議されました。akebonoでは、こうした水資源の使用量低減に向けた管理の重要性から、1995年以来、水資源使用量の把握と、その低減に向けた活動を重要なテーマとしています。資源の有効活用であることに加え、水道水のくみ上げや浄化処理などに使用する動力で発生するCO2排出量を削減することができ、温暖化防止の観点からも有効な活動であると考えています。2010年度は景気の回復に伴い水使用量も増加基調でしたが、山陽製造㈱で年間10万m3 使用していたコンプレッサーの冷却水を循環利用に切り替え、生産拠点の水使用量を2009年度比3万m3 削減しました。なお、2010年度よりAi-City(本社)を集計範囲に加えています。

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