AKEBONO REPORT 2011
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曙ブレーキ工業株式会社PT. Tri Dharma Wisesaから、2011年1月に社名変更したAAIJ。その目標は「akebonoブレーキ」と「Astra」両社の強固な連携のもとで、インドネシアの発展に貢献し、グローバル企業へと成長することにあります。生産段階での取り組みPT. Akebono Brake Astra Indonesia (AAIJ) の取り組みTOPICS取り組みの一環として食堂、礼拝所(モスク)、沐浴場(シャワー室)を一新しました。社員にとても喜ばれています。住所: Jl. PegangsaanDua Blok A1, Km. 1, 6 KelapaGading, Jakarta, Indonesia事業内容: ドラムブレーキ、ディスクブレーキ(二輪、四輪)、パッド、ライニングなどの製造およびセールス社員数: 約1,400名(グループ生産拠点として最大)AAIJ の社員と当社社長 信元 久隆AAIJ 社名変更セレモニー(2011年2月11日)AAIJの沿革1981 PT. Tri Dharma Wisesa設立1996 曙ブレーキが同社の株式30%を取得し、資本参加2006 曙ブレーキが出資比率を50%に拡大し、子会社化2011 PT. Akebono Brake Astra Indonesia に社名変更AAIJの環境保全・社会貢献活動○アルミリサイクルAAIJはアルミの鋳造工程で発生する不純物から有用なアルミを回収するカスケードリサイクルを確立しました。回収されたアルミは現地で消火栓用ノズルなどに加工されており、雇用の創出、地域経済の発展にも寄与しています。カスケードリサイクル:風呂の残り湯を洗濯に使うなど一度使用し劣化したものでも捨てずにそれに適した用途に2次利用すること。○排水リサイクルAAIJでは排水のリサイクルも行っています。排水をろ過、分解し、最終的には洗浄水や植木用の水、工業用水として再利用しています。○地域自治体の収益事業への協力AAIJでは製品の輸送に使うポリ箱の洗浄作業を、地域自治体に業務委託し、収益性を高めるため作業や運営上の改善点をアドバイスしています。得られた収益は地域自治体の活動に役立てられています。○地域協議会への参加AAIJは近隣の企業とともに地域協議会に参画し、毎年地域社会の抱える課題に対する支援の方法を協議しています。2010年6月には関係者が一堂に会し、地域ニーズの把握と支援活動の特定を行いました。○食糧支援AAIJは毎年、貧困に苦しむ地域の方々に対して食糧を寄贈を実施しています。2010年8月には地域の貧困対策として1000箱、児童福祉施設に50箱の食糧を寄贈しました。○ 社員の子どもたち、および地域の子どもたちへの奨学金制度AAIJは次世代を担う人財を育成するため、社員や地域の子どもたちのための奨学金制度を運用しています。2010年には小学生38人、中学生14人、高校生12人が制度を利用し、9月には奨学金授与の式典も行われました。○安全衛生活動AAIJは地域社会の安全衛生活動にも積極的に参画しています。東南アジア地域で流行しているデング熱を防止・抑制するため、2010年12月には周辺自治体と協力して害虫駆除を行いました。

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