AKEBONO REPORT 2011
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曙ブレーキ工業株式会社2010年度事業報告■連結財務ハイライト単位:億円2008年度2009年度2010 年度会計年度:(億円) 売上高1,596 1,306 2,166営業利益又は営業損失(△) △63 47 114当期純利益又は当期純損失(△) △163 21 53設備投資178 54 51減価償却費114 100 98研究開発費26 11 13会計年度末:(億円) 総資産1,554 1,641 1,860純資産322 491 546社員数(人) 6,405 6,984 7,6591株当たりデータ:(円) 当期純利益又は当期純損失(△) △151.65 17.80 39.75配当金5.00 5.00 10.00指標:(%) 自己資本当期純利益率(ROE) △42.2 5.8 11.6事業概要akebonoグループの提供する自動車用ディスクブレーキは、高度な安全性と信頼性、静粛性により国内外のお客様から圧倒的な支持を得ています。自動二輪車や新幹線などの鉄道車両のブレーキも含め、akebonoの先進技術は多くの人々の安全と安心を支えています。さらに摩擦材のグローバルサプライヤーとして、フォークリフト、風力発電などの分野にも活躍の場を広げています。ブレーキ開発で培った制御解析技術をセンサーや構造物品質保証検査機器の開発に応用しています。「曙の理念」のもと、akebonoは会社方針に基づき、独創的な発想とアプローチで社会に貢献し、ボーダーレス社会における不可欠な存在として他に類を見ない地位の確立をめざしています。また、理念を実現するための姿勢・行動規範としての「akebono21世紀宣言」、短・中期的な方針として社会にどのような価値を提供していくのかを約束した「ブランドステートメント」をガイドとして、抜本的な構造改革を進めていきます。事業環境と業績の概況 2010年度の世界経済は、中国、インドやアジア新興国を中心に引き続き好調を維持し、欧米においても徐々に回復の兆しが見えてきました。 日本経済は、新興国を中心とした外需の好調に支えられた輸出および生産増加や政府による各種経済対策効果を背景に、一部で景気回復の兆しが見られました。しかし、中東情勢の悪化懸念に起因する原油価格高騰などの商品市況価格上昇や円高による減速懸念がありました。そのような状況のもと、2011年3月11日に発生した東日本大震災により、日本経済の先行きは全く不透明と言わざるを得ない状況になっています。 自動車業界においては、アジアの自動車販売台数は引き続き好調であり、北米においても自動車販売台数は前年を上回り緩やかに回復しております。欧州においては緩やかに回復がみられるものの、EU圏内経済事情の好悪の差も大きく、依然として先行き不透明な状況が続いております。

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