AKEBONO REPORT 2011
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曙ブレーキ工業株式会社特別レポート東日本大震災への対応日には当社社長信元久隆が社員激励のため、福島製造㈱を訪問しました。 被災地の生活支援では、3月12日から支援物資の発送を開始しました。レトルト食品やカップラーメンなどの食料品、おむつ、粉ミルクなどのベビー用品、トイレットペーパーや水なしシャンプーなどの日用品、飲料水、軍手、マスク、毛布、肌着などの支援物資を福島、仙台に送りました。これらの支援物資は拠点を通して一部地域の避難所にも配布されました。 避難指定区域に居住する社員とその家族、家屋倒壊などの被災社員とその家族を対象に、関東地方への避難支援を行いました。3月13日から4月30日まで、埼玉県さいたま市の社員寮を始め、埼玉県、群馬県のビジネスホテルの滞在費用を会社で負担し、合計18家族、85名の方々を支援しました。 環境関連設備の被害としては福島製造㈱で、浄化槽が損傷し、社員食堂の休止などを余儀なくされましたが、4月14日には暫定復旧しました。8月連休には耐震性の高い浄化槽への取り替え工事を予定しています。 今回の震災対応に基づき、今後はBCPマニュアルの検証を行います。支援物資、情報通信設備、初動対応での支援メンバーなどの見直しや、季節を考慮した避難場所の選定などのため、ボトルネックの解消に向けたマニュアルの改訂を行う予定です。震災対応と情報開示 3月11日、地震発生約1時間後に当社社長信元久隆を本部長に防災センターの機能を有する日本橋本店に「緊急災害対策本部」を設置し、社員と家族、親族の安否を最優先に、建屋・設備、お取引先の被害状況など情報収集を行いました。 3月13日17時時点で「東北地方太平洋沖地震に伴う弊社グループ被災状況」として、各生産拠点での被災状況および今後の生産予定について、第一報を当社ホームページ等で開示しました。建屋、設備の損傷の少ない山形製造㈱、岩槻製造㈱は3月14日から、館林鋳造所は3月15日から生産再開することをお知らせし、部材サプライヤーの被災状況等にも確認作業を行っていることを公表しました。 3月14日17時時点の「東北地方太平洋沖地震の影響に関するお知らせ(追加)」で、人的被害がないことを開示しました。 部材サプライヤーの被害状況については3月16日にほぼ確認が完了し、供給に懸念がある部材が一部あったことを把握しました。当該サプライヤーの復旧支援と並行して、代替品の検討を行うことを3月16日付のニュースリリースにて報告しました。また、5月9日には東日本大震災に伴う特別損失の計上に関するお知らせを開示しました。 なお、プルービング・グラウンドは全面復旧に2013年までかかる見通しです。福島製造㈱の再稼働と被災地社員の生活支援 生産拠点で最も震源地の近くに位置する福島製造㈱では、電力供給が再開された13日午後より日本橋本店との連携のもと被災状況の精査を行いました。建物の倒壊はなかったものの、構内は仕掛かり品や在庫が散乱し、また製造装置の横滑りや耐震補強用「筋交い」の亀裂が発生していました。3月14日から福島製造㈱は山形製造㈱、本社支援部隊からのサポートを受けて構内補修、設備試運転等の修復作業を進めた結果、3月21日に国内すべての工場が通常生産に復帰しました。3月22日には当社社長信元久隆が社員激励のため、福島製造㈱を訪問しました。被災地の生活支援では、3月12日から支援物資の発送を開始しました。レトルト食品やカップラーメンなどの食料品、おむつ、粉ミルクなどのベビー用品、トイレットペーパーや水なしシャンプーなどの日用品、飲料水、軍手、マスク、毛布、肌着などの支援物資を福島、仙台に送りました。これらの支援物資は拠点を通して一部地域の避難所にも配布されました。 避難指定区域に居住する社員とその家族、家屋倒壊などの被災社員とその家族を対象に、関東地方への避難支援を行いました。3月13日から4月30日まで、埼玉県さいたま市の社員寮を始め、埼玉県、群馬県のビジネスホテルの滞在費用を会社で負担し、合計18家族、85名の方々を支援しました。 環境関連設備の被害としては福島製造㈱で、浄化槽が損傷し、社員食堂の休止などを余儀なくされましたが、4月14日には暫定復旧しました。8月連休には耐震性の高い浄化槽への取り替え工事を予定しています。 今回の震災対応に基づき、今後はBCPマニュアルの検証を行います。支援物資、情報通信設備、初動対応での支援メンバーなどの見直しや、季節を考慮した避難場所の選定などのため、ボトルネックの解消に向けたマニュアルの改訂を行う予定です。TOPICS復興支援被災者の支援および被災地の復興支援akebonoグループでは、東日本大震災による被災者の支援および被災地の復興に役立てていただくため、義援金および物資などの費用として合計約1億円の支援を行いました。ボランティア活動山形製造㈱では、東日本大震災のボランティア支援本部となっている寒河江市市民体育館にて、3月30日に山形製造㈱新入社員7名がボランティア活動に参加し、支援物資の仕分けや運搬などを手伝いました。

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