AKEBONO REPORT 2013
28/76

社員とともにグローバルな企業価値を高める組織づくりakebonoでは、「社員を大切にする経営」をグローバルで推進することにより、企業価値の向上を図っています。人事基本理念社員一人ひとりに機会を提供し、会社の成功を共に分かち合える社員を支え続けていくこと「会社を成功に導く最も重要なファクターは『人財(社員)』である」という考えのもと、「社員一人ひとりに機会を提供し、会社の成功を共に分かち合える社員を支え続けていくこと」を基本方針として、「個の確立」と「相互の尊敬と信頼」を基本に、グローバルでの長期人事政策の構築をめざしています。また、人間を尊重し、多様性と創造性にあふれる組織づくりをめざして、人権教育・啓発に取り組んでいます。グローバル人財開発・組織づくりakebonoでは、新入社員の研修プログラムとして世界共通の教育パッケージ「akebono Starter Book」を2011年度から各拠点において導入しています。また、グローバルリーダー同士の交流や若手社員の海外派遣などを通じて、異文化理解の促進とグローバル市場にふさわしい強い組織づくりに努めています。■若手海外研修制度akebonoでは、「海外で生活し異文化を理解すること」を目的に、入社後のなるべく早い段階で若手社員を海外研修に派遣しています。2012年からは、英語以外の言語も研修対象とするなど、海外研修のさらなる進化を図っています。■グローバルリーダーシップフォーラム海外拠点で活躍するグローバルリーダーを日本に招き、会社が直面する課題を相互に共有し問題解決を提案するプログラムです。2012年の「グローバルリーダーシップフォーラム」(8月28日~ 31日)では、世界各国から参加した19名が4つのグループに分かれ、問題提起から解決策の提案まで活発な意見交換を行いました。フォーラム終了後もさらに議論を続け、年明けの経営トップへの成果発表会にて解決策の提案を行いました。■分野別のグローバルリーダー会合を初開催2012年度は、「グローバルリーダーシップフォーラム」に加えて分野別のグローバルリーダー会合として、「グローバル営業会議」(2012年4月)、「グローバル安全会議」(2012年7月)、「グローバル品質会議」(2012年9月)、「グローバル調達会議」(2012年10月)を初めて開催しました。これからも各拠点の状況を月報のかたちで交換するなど、グローバルな知見共有とグループ横断的な課題解決を促進する方針です。■グローバル開発5極会議akebonoでは、世界各地のグループ研究開発拠点の連携強化を目的に、日本、欧州、北米、中国、インドネシアの開発リーダーが集まって意見を交換する「グローバル開発5極会議」を2012年に立ち上げました。2012年度は5回の会合が開かれ、aNF30-2013達成に向けた重要開発アイテム・開発施策について討議を重ねました。今後も継続的に実施し、One Teamとしての緊密なコミュニケーションを図っていきます。akebono参観日TOPICSakebonoグループは、コーポレート・ブランド(CB)経営で掲げる「家族に誇れる会社づくり」の一環として、社員の家族のための職場見学会「akebono参観日」を各拠点で実施しています。2012年度は、Ai-City本社・日本橋本店をはじめとする国内5拠点で実施し、合計189名のご家族の方々が来社しました。参観日では、職場や製造ラインの見学のほか、見学内容に関するクイズやモノづくり体験などのイベントを用意しました。ご参加いただいたご家族の方々からは、「身近にある新幹線や車などに使われる部品を作っていることがすごいと思った。ぼくも将来このような仕事をしてみんなの役に立ちたい」「私も卒業生なので、とても懐かしく見学させていただきました。子どもにも、父親がどのようなところで仕事をしているのか見せることができ、よかったと思います」といったコメントが寄せられました。また、福島製造㈱では保専生(p.22)の保護者の方にも来ていただき、「娘たちの働く姿、頑張っている姿を見ることができてよかった」「参観日も就職進学制度もできる限り続けてほしい」といった感想をいただきました。海外でもAkebono Brake, Columbia Plantで家族参観日を実施し、多くのご家族の方々にご参加いただきました。家族の職場に対する理解を深めることで、社員の自社に対する誇りへとつなげていきます。Ai-Cityでのakebono参観日の様子(2012年8月)自由な雰囲気の中ディスカッションを行いました

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です