AKEBONO REPORT 2013
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グローバル人財の研修センター、Ai-Villageが完成グローバル人財の創出を目的に着工した研修センターAi-Village(アイヴィラージュ)が埼玉県羽生市に2012年12月に完成しました。2010年にボッシュの北米ブレーキ事業を譲り受けたことにより、akebonoでは現在、売上高ならびに従業員の約6割が海外となっています。北米に加え欧州とアジアの体制を今後強化していく中で、その比率はさらに高まる見通しです。グローバル事業のさらなる加速と拡大を図るにあたっては、国籍、言語、教育、習慣など、さまざまな価値観を持つ社員が知識と経験を共有し、グループ内で交流することによってお互いの違いを認め、強みに変えていく、社内組織の「真のグローバリゼーション」が不可欠です。その考えに基づき、各国の社員が共に新たな価値を創造し、そしてOne Teamになる場としてAi-Villageを新設しました。この施設を最大限に活用し、グローバルカンパニーにふさわしい人財の創出を進めていくことにより、中長期にわたる人的基盤の強化をめざします。Ai-Village(アイヴィラージュ)施設概要Ai-Villageは研修棟と宿泊棟で構成されています。国内外の社員による年間延べ1万人の利用を見込んでいます。東日本大震災の教訓から、万一のときには各研修室を宿泊室として約200名の宿泊が可能となる「防災センター」としての機能も備えています。また、名称の「Ai」には「Akebono Innovation(曙の改革)」と、埼玉県羽生市は武州藍染の町であることより「藍」の意味を込めています。「Village」はAi-Cityの一番東端に立地していることからひとつの村をイメージし、フランス語の発音で「ヴィラージュ」と読みます。人財の多様化推進akebonoでは、グローバル事業展開の加速を視野に人財の多様化を進めています。■新卒者10月入社採用開始グローバルなビジネス環境に対応でき、新しい価値を創出できる優秀な人財の確保を狙い、akebonoでは2012年度より、日本とは卒業時期の異なる海外の大学出身者などを対象に、新卒者の秋採用を開始しました。2012 年10 月1日には、akebonoでは初となる秋の入社式と、2013年4月入社社員の内定式を同日に行いました。秋採用の社員に対しては、4月入社社員と同様の研修を実施しながら、将来のグローバル人財としての育成を行います。10月入社の社員5名■インターンシップakebonoは、海外からのインターン生を積極的に受け入れています。2012年度は本社系の各職場に1名以上のインターン生を受け入れました。また、2012年からは社員と海外インターン生が意見交換を行う「インターンシップ・フォーラム」を開催するなど、積極的な交流を通じて社員の国際感覚の醸成を図っています。15’03(人)’04 ’05 ’06 ’07 ’08 ’09 ’10 ’11 ’12274 3 411 12 111510インターン生の出身国アメリカ、イギリス、イタリア、インド、ギリシャ、スウェーデン、オーストリア、スペイン、タイ、スロバキア、ドイツ、トルコ、フランス、フィンランド、ポルトガル、メキシコ(年)03691512インターン生受け入れ人数の推移Ai-Village外観大学の講堂をイメージしたプレゼンルームコミュニケーションを活性化するためのラウンジ食文化を通じて文化の違いを体験するための厨房語学専用研修室■主な施設・ 研修内容によりスペース可変可能な大・中・小研修室・中長期研修者用向けの宿泊機能(56部屋)・e-ラーニングなど自主学習のためのライブラリー・ 国内外拠点とのネットワーク強化のためのテレビ会議システム常態接続

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