AKEBONO REPORT 2013
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ダイバーシティ・マネジメントakebonoでは、真のグローバリゼーションに向けた「一人ひとりの能力を最大限に発揮できる組織づくり」として、「多様化推進」「ワークライフバランス推進」「キャリア支援」を3つの基本テーマとするダイバーシティ・マネジメントに取り組んでいます。2012年には、さらなるグローバリゼーションを視野に、外国籍社員と長期海外滞在経験者からなる「ダイバーシティ・ワーキンググループ」を設置し、ダイバーシティ推進に関する社員からのアイデアの取りまとめと会社への提言を行っています。定着率向上の取り組み日本国内で新卒入社社員の3年以内離職率が社会問題となっているのに対し、akebonoでは社員の定着率向上のために、誰もが働きやすい職場づくりに取り組んでいます。2010年入社社員の3年後の定着率は98%となっており、離職率は極めて低く(2%)なっています。【3年以内離職率】社員が入社後3年以内に離職する率ワークライフバランス「仕事」と「仕事以外の活動」のバランスをとりながら、社員一人ひとりが望む働き方を実現できる環境整備をめざしています。仕事と育児・介護との両立を支援する各種制度のほか、地域活動や語学習得などの自己啓発の機会を与え、社員一人ひとりにあったキャリア支援プログラムを提供しています。社員とともに多様化に対応した人事akebonoでは、人財の多様化とグローバル化に対応したダイバーシティ・マネジメントと人事制度の構築に取り組んでいます。■育児休職制度「育児休職制度」は法定基準を上回る制度を整備しています。育児休職は3歳まで、育児短時間勤務では小学校6年生まで最大2時間/日の短縮が可能です。また、子どもが病気の時に利用できる「子の看護休暇制度」(5日/ 年)が年次有給休暇とは別にあります。■キャリアパートナー制度育児や介護、配偶者の海外転勤などの家庭責任を理由に退職した社員に、経験・知識・キャリアを活かして再びakebonoの社員として働くことができる機会を提供する「キャリアパートナープラン制度」を導入しています。多様でかつ柔軟な働き方が選択できる制度のひとつとなっています。現在までに累計で5名の登録者が同制度を利用して再び社員として働き始めました。海外労務管理akebonoでは、海外拠点における労使関係の安定を継続的な経営課題のひとつと捉えています。労働組合とは「労使協調」を基本方針として、オープンな話し合いによる信頼関係の構築に努めています。個別には、中国では2012年度に改訂した人事制度の定着に向け、実施・運用の中での課題について改善を積み重ねており、広州曙光・曙光(蘇州)での制度の一本化と地域性を反映した手当の設定等、きめ細かな対応により社員の納得性向上に努めています。また、社員の帰属意識を高めるための教育・研修やブランディングの浸透への情報の共有と支援を行なっています。加えて海外拠点でもグローバルレベルでコミュニケーションがはかれるよう、広州曙光・曙光(蘇州)では昨年より現地社員に対する英語教育を開始しました。タイでは、現地幹部社員の採用サポートや現地大学等でのakebonoブランドの認知度向上のサポート、メキシコ工場の立ち上げでは、現地マネージャー採用や諸規定整備支援などを行ってきました。また、各国の労務事情と人事課題を共有するため、グローバル人事会議を定期的に開催し、相互理解と人事指標の比較・展開を図っております。これからも各国の国民性や労働慣行を理解・尊重した上で、海外拠点の労務管理をサポートしていきます。020406080100正社員定着率(国内)年度別障がい者在籍数と退職者数9498 9592(%)’09 ’10 ’11 ’12 (入社年)010203040( 人)’08 ’09 ’10 ’11 ’12 (年度)322924223 24:在籍者数:退職者数

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