AKEBONO REPORT 2013
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さらなる体制強化に向けて■メンタルヘルスメンタルでの個別相談への対応としては、産業医スタッフ(臨床心理士・看護師)が受ける相談事項を健康管理室が定期的に情報を共有し、スムーズな課題解決に向けていくこととします。メンタル組織診断としては、現状のツールの見直しにより、診断から対策のフィードバックをセットで考え、継続性のある施策を実施します。■健康管理体制の整備強化企業活動のグローバル化への対応として、各国健康管理の現状把握や駐在員に対するケアの展開を進めます。疾病予防および早期発見・早期治療への手立てとして、健康保険組合と連携しながら、配偶者も参加する「健康あけぼの21」(目標設定型健康づくり運動)への参加率を向上させ活動を推進します。健康管理の基本企業の健康に対する視点としては、社員の健康が企業と社会に必要不可欠な柱であるという認識のもと、以下の視点で活動を継続してまいります。1. 社員の生活の質向上(ア) 心身の健康と家庭や職場の良好な人間関係2. 健康で安心して働ける職場づくり(ア) 医療費の増加(イ) 長期欠勤や不調による労働遂行能力・生産性低下3. リスクへの対応(ア) 不健康による労働災害・通勤災害・品質不良の増加(イ) 伝染病疾患喫緊の課題としては、メンタルヘルス・ケアの強化・健康管理体制の整備・強化を展開します。2013年1月の組織改定において、健康管理室は人事部より独立し、個人情報を保護しながら健康志向の人づくりに向けて、課題を抽出し、解決を図ることとなりました。メンタルヘルス・ケア強化の取り組み2012年度は「メンタルヘルスの本質追求とケア施策検討会議」を開催し、人事、労組、健保の三者共同体制で社員のメンタルヘルス対策への取り組みを開始しました。そのひとつとして、集計フォームを要因別(業務上・私的)および年代などの区分を取り入れ、分析に役立つものに変えました。また、外部団体の活動に参画し同業他社のメンタルヘルス活動に向けたさまざまな施策を検討致しました。具体的には一般社団法人日本自動車部品工業会の実務者連絡会に参加し、メンタルヘルス教育モデルを作成しました。ラインケア教育に関しては、社内の新任幹部職研修の中で実際活用しています。職制から医務室のスタッフに相談することをアドバイスされ面談にくる方なども増えており、自らケアする気づきを促すことと併せて継続して取り組みます。グローバル安全会議TOPICS安全に対する認識のグローバル共有を目的に2012年7月26日に開催された第1回akebonoグローバル安全会議では、国内各拠点の拠点長および海外拠点を含む安全担当者など計54名がAi-Cityに集結しました。この会議では、グローバルでの安全に対する方針の再確認のほか、安全に対する「共通化・標準化+特性」(C&S+t)の考え方などが話し合われました。また、話し合った内容をグローバル展開できるよう、モノづくりセンター安全道場で「指さし呼称」訓練を受けたり「挟まれ体験機」を試したりしたほか、岩槻製造㈱を見学し、同工場の取り組みや構内工事に関する説明を受けました。今後もこの会議を通じて、akebonoの理念に沿った安全活動が各拠点で徹底されるよう努めます。「挟まれ体験機」を使った研修050100150200050100150200Ai-City(本社)の医務室面談数188109 106179131178148(件)050100150200Ai-City(本社)の医務室面談数’05 ’06 ’07 (年度)136188109 106179131’09 ’10 ’11148’08’06 ’07 ’08 ’09 ’10 ’11 ’12 (年度)( 件)010002000300001,0002,0003,000「健康あけぼの21」参加者数1,774 1,899 1,9761,6291,893 1,758(人) 2,94301,0002,0003,000「健康あけぼの21」参加者数1,735 1,7741,899 1,9761,6291,893( 人) 2,943’05 ’06 ’07 ’08 ’09 ’10 ’11 (年度)’06 ’07 ’08 ’09 ’10 ’11 ’12 (年度)社員とともに健康な職場づくりakebonoでは、健康な職場づくりに引き続き取り組みながら、メンタルヘルス・ケアも含めてさらなる健康管理体制の整備・強化を図ります。

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