AKEBONO REPORT 2013
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真のグローバリゼーション実現に向けakebonoの“軸”を確立する グローバリゼーションが急速に進展してきた中で、日本の経営環境はいわゆる「六重苦」のうち円高は軽減されたものの、ほかの問題は未解決という引き続き厳しい状況にあります。これから真のグローバリゼーションの中で事業を継続していくには、日本の役割をきちんと見極めた上で、事業のベースとなる「モノづくり」を再構築し、それを全世界に展開していくことが不可欠です。akebonoグループは真のグローバリゼーションに挑むべく「新中期経営計画akebono New Frontier 30-2013(aNF30-2013 )」をスタートさせました。その重点施策のひとつとなるのが「将来に向けた技術の差別化」、すなわちakebonoのモノづくり競争力の“軸”の確立です。東日本大震災後、akebonoの生産復旧のスピードには目を見張るものがあり、グループ社員の潜在能力を再認識しました。その力を最トップメッセージ大限に活かせば、真のグローバリゼーション実現に向けた課題は、必ずクリアできると信じています。高性能量販車(HP)とグローバルプラットフォーム(GPF)対応。2つの基軸プログラムを展開する 将来に向けた技術の差別化のために現在積極的に取り組んでいるのが、高性能量販車(ハイパフォーマンス車)用とグローバルプラットフォーム(GPF)用製品供給という2つの基軸プログラムです。 akebonoはブレーキ技術を極めるとともに、エンジニア育成のためにFormula 1(F1 )用ブレーキシステムの供給を2007年より続けています。F1は何よりもスピードと独創的な発想力が求められる世界です。モータースポーツ世界最高峰の場で難易度の高い要求に対応することで、特に欧州市場におい2012年12月に竣工したグローバル研修センター「Ai-Village」にて真のグローバリゼーションを実現するためにOne akebonoのモノづくりを全世界で展開します

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