AKEBONO REPORT 2013
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環境マネジメント環境マネジメント物流段階での取り組みakebonoは、安全と環境の両方に配慮しながら、物流の省エネ化と合理化を進めています。販売・消費段階での取り組みakebonoは、お客様・お取引先様と一体となって、リサイクル製品の普及に取り組みます。リサイクル製品への取り組みリサイクルの概念が一般的になる以前から、akebonoは製品の再使用(再利用)に取り組んできました。1965年には全国の営業所を活用して使用済みドラムブレーキシューの回収体制を構築し、補修品の主要商品となる「リビルトシュー事業」として確立。現在も国内補修品市場で継続して販売をしています。さらにディスクブレーキパッドについても、リサイクル製品「akebonoエコパッド」を2005年に発売。「akebonoエコパッド」は、標準化と形状統合を推し進め、経済的で環境に優しい商品として市場で認知されています。また、同年に施行された「使用済自動車の再資源化等に関する法律」(自動車リサイクル法)のもと、補修品市場での採用拡大に向けて、これからもCO2排出量が少なく再生産可能な製品で循環型社会の構築に貢献します。使用済みブレーキシューとディスクパッドの回収状況使用済みのブレーキシューとディスクパッドは、ディーラー、部品商、代理店、部品販売店などのご協力を得て、全国から回収しています。2012年度は、使用済みブレーキシューを約53万本、使用済みディスクパッドを約92万個回収しました。使用済み製品回収実績(万本・万個)1209253657766101100806040200ブレーキシュー(本)ブレーキパッド(個)’07 ’08 ’09 ’10 ’11609053785986’12 (年度)社会と共生し、安全・環境に配慮するトラック輸送の実現akebonoグループの運送事業会社である㈱アロックスでは、新東名高速道路(新東名)の開通を機に岩槻・岡山の拠点間の運行ルートを中央道経由から新東名・新名神経由に切り替えるなど、エネルギーの削減(p.40)に努めています。輸送業務におけるエネルギー原単位は、前年度比1%以上の削減目標に対して、2012年度は1.6%の削減を達成しました。■ドライバーの健康管理で安全運行を睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)などドライバーの体調不良による「健康起因事故」が日本国内で社会問題化しています。これらの事故の多くは、日常の健康管理が充実していれば防ぐことは十分に可能です。㈱アロックスのドライバーは、健康診断( 年2回)に加え、SASのスクリーニング検査を行い、生活習慣病の予防に努めて、安全・安心運転を常に心がけています。新東名・新名神経由ルート睡眠時無呼吸症候群検査(就寝中の爪下の血中の酸素濃度と呼吸数を測定)パルスオキシメトリ法09年度10年度11年度12年度総輸送量( 万トンキロ) 5,144 5,718 5,291 5,023エネルギー使用量( 原油換算k?) 1,310 1,413 1,359 1,270CO2 排出量(t-CO2) 3,393 3,434 3,494 3,268エネルギー消費原単位0.255 0.247 0.257 0.253物流に伴うエネルギー使用量とCO2 排出量【エネルギー消費原単位】輸送に要したエネルギー使用量を輸送量(万トンキロ)で割ったもの。この数値が低いほど効率よく輸送していることになり、環境への負荷も少なくなります。

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