AKEBONO REPORT 2013
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連結財務ハイライト単位:億円2010年度2011年度2012年度会計年度:(億円) 売上高2,166 2,096 2,060営業利益114 38 43当期純利益又は当期純損失(△) 53 △32 5設備投資51 143 198減価償却費98 98 86研究開発費* 13 17 23会計年度末:(億円) 総資産1,860 1,810 1,866純資産546 498 538社員数(人) 7,659 7,800 8,2791株当たりデータ:(円) 当期純利益又は当期純損失(△) 39.75 △24.25 3.90配当金10.00 10.00 10.00指標:(%) 自己資本当期純利益率(ROE) 11.6 △7.1 1.2事業概要akebonoグループの提供する自動車用ディスクブレーキは、高度な安全性と信頼性、静粛性により国内外のお客様から圧倒的な支持を得ています。自動二輪車や新幹線などの鉄道車両のブレーキも含め、akebonoの先進技術は多くの人々の安全と安心を支えています。さらに摩擦材のグローバルサプライヤーとして、フォークリフト、風力発電などの分野にも活躍の場を広げています。ブレーキ開発で培った制御解析技術をセンサーや構造物品質保証検査機器の開発に応用しています。 「曙の理念」のもと、akebonoは会社方針に基づき、独創的な発想とアプローチで社会に貢献し、ボーダーレス社会における不可欠な存在として他に類を見ない地位の確立をめざしています。また、理念を実現するための姿勢・行動規範としての「akebono21世紀宣言」、短・中期的な方針として社会にどのような価値を提供していくのかを約束した「ブランドステートメント」をガイドとして、抜本的な構造改革を進めていきます。事業環境と業績の概況2012年度(注1)の世界経済を展望しますと、米国では量的金融緩和の効果から長期金利の低下、個人消費の拡大により緩やかに景気が回復してきている一方、欧州は各国の緊縮財政から景気の低迷が続いています。アジア地域においては、中国では景気拡大のスピードが鈍化していますが、ASEAN地域では経済成長が続いています。日本国内は第3四半期以降、デフレ脱却をめざすアベノミクスの影響で、先行きの景気拡大への期待感が膨らんでいます。自動車業界においては、北米は完成車メーカーの販売が好調を維持していますが、欧州はマイナス成長が続いており市場は縮小しています。アジアはASEAN地域では景気拡大により生産、販売ともに増加していますが、中国の自動車販売は伸びが鈍化しています。日本国内は上半期に東日本大震災からのリバウンドやエコカー補助金・減税の政策効果で生産台数は前年同期に比べ大きく増加しましたが、下半期は中国や欧州向けの輸出が少なからず落ち込みました。この様な状況のもと、2012年度の売上高は海外景気の低迷による輸出減少などの影響により2,060億円(前年同期比1.7%減)と減収になりました。利益面においては、受注減少の影響はあったものの、北米での収益改善諸施策が功を奏し営業利益は43億円(前年同期比12.5%増)、経常利益は34億円(前年同期比62.2%増)、当期純利益は5億円(前年同期は当期純損失32億円)となりました。(億円)06001,2001,8002,4002,0601,5961,3062,1662,0962008 2009 2010 2011 2012 (年度)売上高(万台)(年度)04008001,2009551,001886 8999272008 2009 2010 2011 2012国内自動車生産台数(出典:日本自動車工業会)* 研究開発費と日常的な改良に伴って発生した費用を含む「研究開発関連の総額」はp.59に掲載しています。2012年度事業報告財務レビュー 2012年度の事業の状況と2013年度の見通し経済性報告

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