AKEBONO REPORT 2013
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Frontier 30 - 2013 」(2015年度に売上高2,500億円、営業利益200億円をめざす3カ年計画)の重点施策を着実に実行してまいります。(重点施策)【グローバル】? 欧州完成車メーカー向けハイパフォーマンス(高性能量産車)用ブレーキおよび、完成車メーカー各社のグローバルプラットフォーム(全世界での車台共通化)に対応したブレーキの開発・生産・供給体制の整備? ものづくり全般に関し、標準化・共通化を展開? 生産能力の最適化、および人員の最適配置による採算の大幅改善【地域別[対象地域]】? 次世代摩擦材製造設備の追加導入・量産移行[日]? 北米事業の黒字化の定着と安定した収益基盤の確立[米]? 人員の適正化および組織のスリム化[日・米・欧]対処すべき課題akebonoの基軸であり成長目標であるGlobal 30(OEMディスクブレーキパッド世界シェア30%の獲得)のゴールを2020年度と定め、その達成に向け、2015年度を最終年度とする新中期経営計画「akebono New Frontier 30 - 2013 」を策定し、2012年11月2日に発表いたしました。新中期経営計画は「将来に向けた技術の差別化」、「革命的な原価低減に向けた努力の継続と海外への展開」、「日米中心から日米欧アジアへのグローバル化の加速」を3本の柱としています。これは事業の拡大と企業価値の向上をめざし、OEMディスクブレーキパッド世界シェア30%の獲得に向けた競争力強化を図るものであり、2010年に策定した基本戦略に変更はありません。概要は下記のとおりです。■将来に向けた技術の差別化これまで培ってきたノイズや振動に対する知見をさらに深めるとともに、それらをベースとした「コスト面での圧倒的な強さ(共通化/標準化・低コストブレーキ等)」、「地球環境面で他社が追随できないような製品技術(軽量化・電動化・EV/HV車対応・環境負荷軽減製品の開発等)」、「地球環境に優しくコスト競争力の高い次世代生産設備の開発等」、「高性能車に装着される製品」、「新興国で求められている小型・低価格車市場でも大きなシェアを取るための技術」等の競争力強化に取り組んでまいります。■革命的な原価低減に向けた努力の継続と海外への展開事業のあらゆる面を「共通化・標準化」していくことで効率を高め、個別のニーズには「特性」を組み合わせ、競争力を高めてまいります。また、現調化、グローバル最適生産による原価低減を更に推進してまいります。■日米中心から日米欧アジアへのグローバル化の加速グループの中心である日本を技術・ものづくりの情報発信基地としながら、ロバートボッシュL.L.C.から譲り受けた北米事業の拡大と強化、および欧州における高性能ブレーキによるビジネス拡大、成長市場であるアジアを中心とした新興国ビジネスの強化を行ってまいります。同時に、グローバル供給網、グローバル開発体制拡充による競争力強化を図ってまいります。<2013年度地域別業績予想> ( 億円)売上高営業利益日本880 45北米1,122 6欧州62 △6中国91 10タイ64 4インドネシア155 21連結消去△130 0連結合計2,244 80なお、為替レートは、通期平均で1米ドル=90.0円、1ユーロ=125.0円、1人民元=14.5円、1タイバーツ=3.0円、1インドネシアルピア=0.009円を前提としています。

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