AKEBONO REPORT 2013
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将来に向けた技術の差別化・高性能量販車向けブレーキビジネスの立ち上げ・ グローバルプラットフォーム(GPF)供給体制の確立<主な新商品・新技術>・新興国ニーズ対応の低コストブレーキの開発・地産地消/現地開発・現地調達の推進・次世代環境対応技術の確立/次世代摩擦材設備の拡大■革命的原価低減に向けた努力の継続と海外への展開支援部門まで踏み込んだ総原価・費用の見直しや現調化推進を含めて事業のあらゆる面で「C&S+t」(共通化・標準化+特性)していくことで効率を高め、個別のニーズには「特性」を組み合わせ、競争力を高めます。また、現調化推進、北米・欧州事業の収益基盤の確立や生産再編リソース配分の見直しなどグローバル最適生産による原価低減をさらに推進します。■日米欧アジアへのグローバル化の加速日本を技術・モノづくりの情報発信基地としながら、北米事業の拡大と強化、および欧州における高性能ブレーキによるビジネス拡大、成長市場であるアジアを中心とした新興国ビジネスの強化を行います。グローバルに通用する「品質」とは、機能だけでなくコストも含めたあらゆる面で現地のニーズにマッチしていることを意味します。その実現のために、現地化(地産地消/現地開発・現地調達)を推進していきます。すなわち、グローバル供給網、グローバル開発体制拡充による競争力強化を図ります。また、「Global30」の達成にはダイバーシティとコミュニケーションの活性化が不可欠です。ダイバーシティとは、違いを理解し、それを成長の糧にすること。それこそが真のグローバル化であり、またそのために欠かせないのがコミュニケーション力です。そうした信念に基づき、グローバル人財の交流活性化のためのグローバル研修センター「Ai-Village」を立ち上げました。多様なバックグラウンドや価値観を持つ人財とともに1つのチームとして1つの目的に向かい、唯一無二の存在になることを目的として、当社は2011年より「One Goal, One Team,One akebono」を合言葉にグループの一体感を高める活動に取り組んできました。これからもグローバルカンパニーとしてふさわしいダイバーシティの推進とコミュニケーション力のある人財の創出に取り組み、その人財を最大の強みとして世界各地のあらゆるニーズに応えられる会社をめざしてまいります。aNF30-2013を着実に実行することにより、akebonoはグローバルに「安全・安心」を提供する会社として、世界から指名されるブランドをめざします。日米中心から日米欧アジアへのグローバル化の加速・グローバル人財開発・新興国進出・グローバル供給網、開発体制の拡充aNF30-2013重点施策 ―達成に向けた3本柱―革命的原価低減に向けた努力の継続と海外への展開・「 共通化・標準化+特性」(C&S+t)による原価低減推進・北米・欧州事業の収益基盤確立・需要に見合った生産再編とリソース配分の見直し0102 033点セット(モジュール)キャリパー・パッド・ローター(NVH解析制御技術)軟窒化ローター※※主に北米向けに対錆性・対摩耗性を向上させる表面加工処理(窒素と炭素を金属に浸透)を施したローター電動ブレーキ環境対応型ブレーキ高性能車用ブレーキ低コストドラムブレーキ

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