AKEBONO REPORT 2014
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岡田:主催者として、社員一人ひとりが何らかの形で85周年記念行事に関わる中で、考えたり経験したりしたことが最終的に普段の仕事に結びついていくといいなと思っています。全員参加・全社を巻き込んでこの行事を進める意義は、まさにここにあるのではと思っています。私自身もプロジェクトの取りまとめを行う中で、仕事に活かせそうな経験をたくさん積んできました。一人ひとりのこうした経験を増やしていくことが、会社の成長にもつながっていくのではないでしょうか。私個人としては、プロジェクトを通して成長することが、手作りで85周年行事を実施する狙いや意味なのだと考えています。こうした成長の機会を与えてくれた会社に感謝しています。プロジェクトを通しての変化今泉:今回の85周年記念行事のテーマには「一体感・全員参加」に加えて、「歴史を振り返る」、「将来を考える」ということも掲げられています。創業85周年にあたる2014年は、私が入社してから創業100周年にあたる2029年までの間の、ちょうど折り返し地点に位置しています。そういった時間の連続性を意識しながら、現状のビジネスの延長上にある将来を考えたとき、「現状維持」だけではダメだという危機感や課題意識を持てたことに意味を感じています。85年の歴史の中では社内の事業戦略をめぐって対立もあったと聞いています。それでも挑戦し続けてきたように、時には壁を乗り越えようとする覚悟が必要だと思うようになりました。西山:プロジェクトのほかに、もともとの業務もこなさなければならず、大変だなと思っていたこともありますが、みんなを巻き込み始めたことで、プレッシャーや責任が分散され、気持ちに余裕を持つことができました。周りの状況もよく見えるようになり、前よりももっとたくさんの人から色々な意見を取り入れていけるようになったと感じています。ひとりでは難しいことも、多くの人を巻き込んで一緒に取り組んでいけば、やり遂げられるし、より良いものを創り上げていくことができるんじゃないかということに気づかされました。フィービッヒ:私も、最初は仕事が増えることが気になっていて積極的な気持ちになれない部分もありました。でも、プロジェクトの企画が形になっていくうちに、どんどん楽しくなって、今では私の中で、とても好きな仕事になっています。それぞれの仕事の中では苦労することもあるかもしれませんが、社員の全員が将来に希望を持てるような、85周年記念行事にしていきたいという思いのもと取り組んでいます。今泉:生産拠点だけではなく、本社でも85周年記念行事に対するとらえ方は社員それぞれ。そういう中で、少しずつでも、私たちの働きかけによって、前向きにとらえてくれる社員を増やしていくことが大切だと思っています。世古:私の所属する山陽製造㈱はakebonoグループに加わって10年未満で、周年記念行事への参加は今回が初めてです。記念行事に限らず、普段から温度差を感じることもあります。でも、私の所属している部署のメンバーは、プロジェクトに携わる私をいつも快く送り出してくれていて、とても感謝しています。仲間のためにも、この機会に、山陽製造㈱でも一体感を高め、akebonoグループの一員として大きな役割を担っていくのだという士気を高めていけたらと思っています。100周年に向けて、山陽製造㈱ができることを考えていきたいですし、今働いている人がもっとやりがいを感じ、働くことを楽しめる環境を作るきっかけとしたいと思っています。山陽製造㈱は2005年にakebonoグループの一員となりました。現地でのキックオフイベントは2014年4月4日に実施。拠点では、それぞれの拠点の85周年記念行事プロジェクトメンバーが自ら行事について説明すると同時に、拠点長の思いを発信しました。岩槻製造㈱では、毎年4月に、新入社員を歓迎する行事としてマラソン大会が行われています。2014年は大会名として85周年を掲げることに加え、プロジェクトメンバーが駅伝に参加し、多くの社員に周知を図りました。

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