AKEBONO REPORT 2014
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今なお続く「働く学生」を支援する「就職進学制度」 akebonoでは、1964年から就職進学制度を実施しています。就職進学制度とは、働きながら短期大学の保育課第二部(夜間課程)や栄養専門学校に通い、3年間で幼稚園教諭二種免許状、保育士資格や栄養士資格が取得できる制度です。現在は福島製造㈱でのみ実施されており、給与から学費を支払い、自分の力で学校を卒業し資格を取得することができます。3年間、全員が寮での共同生活を送り、学業と両立させながら交代勤務に従事します。資格取得後の卒業生は、akebono以外の企業や幼稚園、保育所などに就職します。学生は保育士をめざすことから「保専生」と呼ばれています。2014年度は23名の新入生を迎えました。これまでにこの就職進学制度を利用した卒業生は3,000人を超えており、親子2代にわたってこの制度を利用した方もいます。会社・工場見学の受け入れ 各地で地元の小・中学生、企業などの会社・工場見学を積極的に受け入れ交流を図っています。 2013年度は、社会科見学の一環として埼玉県の小学校9校、900名以上のAi‐City(埼玉県羽生市の本社地区)見学を受け入れました。会社説明やAi-Museum(ブレーキ博物館)やブレーキ技術教育巡回車の見学、モノづくりセンターでの体験を通してakebonoとその製品への理解を深めてもらうとともに、安全の意識の向上に努めています。 また、山形製造㈱では、2013年7月に東北地区に本社を置く自動車関連機器メーカーとの交換見学会を開催し、お互いのモノづくりに対する姿勢や取り組みを相互に学ぶ機会を設けました。 今後も地元企業や地域の方々と一緒に学び、成長していくことができるような取り組みを継続して進めていきます。中高生の職場体験を実施 各拠点では、学生の職場体験受け入れにも積極的に協力しています。2013年度は、岩槻製造㈱で2回(中学生を対象)、福島製造で2回(中高生を対象)、それぞれ3日間の職場体験を行いました。 また岩槻製造㈱では、高校生を対象としてより本格的な実習を5日間にわたって行うインターンシップも継続して受け入れています。この様な機会を通して地域の学生が「仕事を知る」機会を増やし就職活動を支援していきます。あけぼの123㈱が創立10周年記念感謝祭を開催 曙ブレーキ工業㈱の特例子会社のあけぼの123㈱は、2013年9月に創立10周年を迎え、記念感謝祭を開催、埼玉労働局長や羽生市長をはじめ約90名の方々にご来場いただきました。10年間の振り返りとともにお世話になった方々へ花束の贈呈、社員による社歌の披露など社員自らが関係者へ感謝の気持ちを伝える行事となりました。 あけぼの123㈱は、障がい者の率先した雇用や、その能力を活かした職場づくりに積極的に取り組んでいることを評価され、2013年に埼玉県障害者雇用優良事業所の認定を受けています。今後も清掃関連業務などの仕事を通して、障がい者が成長できる職場づくりに継続して取り組み、障がい者雇用を推進していきます。地域社会とともに人づくりと雇用で地域に貢献akebonoは、社内に限らず、地域社会の一員として、就職進学制度やインターンシップを通じた「人づくり」への取り組みを継続しています。第44期保専生の新入生歓迎会(2014年4月)福島製造㈱で職場体験に参加した中学生日頃の感謝を伝えました小学生のAi-City見学の様子■ akebonoグループの障がい者雇用率推移:akebonoグループ:曙ブレーキとあけぼの123akebonoグループ2.28%法定雇用率2.0%(%)’03 ’04 ’05 ’06 ’07 ’08 ’09 ’10 ’11 ’12 ’13(年度)1.81.52.331.642.311.722.881.922.942.003.17 3.37 3.473.753.402.02 1.98 2.05 2.203.882.282.03曙ブレーキとあけぼの1233.88%2003年9月あけぼの123設立

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