AKEBONO REPORT 2014
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グローバル会議 2012年より研究開発拠点の連携強化を目的に、日本、フランス、アメリカ、中国、タイ、インドネシアの開発リーダーが集まって意見を交換するグローバル拠点会議(G6)を開催しています。2013年度はフランス・日本・中国などの拠点で計4回の会議を実施しました。また、実験部でも月1回、拠点のメンバーがテレビ会議を通して集まり、各拠点の課題共有やその解決についての討論に加え、新規開発品の振り返りなど、より良い製品をグローバルで提供していくために役立てています。 そのほかにもそれぞれの分野において拠点を巻き込んだ研修や意見交換会などが積極的に開かれています。2013年度は、品質保証部門の「グローバル クオリティー ミーティング」(2013年9月)、調達部門の「パーチャシング ストラテジーミーティング」(2013年10月)、拠点の安全担当者の「グローバル安全会議」(2013年7月)などが行われ、グローバルでの課題や方向性の共有を実施しています。■ タイ、インドネシア、中国での相互研究会を実施 各拠点がお互いに知恵を持ち寄り、共に成長することを目的とした相互研究会を2012年から行っています。2013年度にはアケボノ ブレーキ(タイランド)(AKBT)、アケボノ ブレーキアストラ インドネシア(AAIJ)、曙光制動器(蘇州)有限公司の3拠点が4回にわたって研究会を実施しました。同じ生産品目の製造において抱える課題や取り組みを共有し、お互いの長所を学ぶことで、現場のレベル向上を果たす機会となっています。akebono参観日TOPICS社員とともにグローバルで企業価値を向上する組織づくり社員一人ひとりの価値観や個性を大切にする企業づくりを推進することで、企業価値の向上を図っています。 各拠点に社員のご家族を招待し、会社や仕事に対する理解を深めていただく「akebono参観日」を開催しています。2013年度は3拠点※で合計107人が参加しました。 参観日は、会社紹介や職場見学、社員食堂での昼食、社長との記念撮影に加え、「摩擦」を感じる体験教室など、大人からお子様まで、楽しみながら会社を知ることができるイベントを社員自らが企画、実施しています。この取り組みは、北米の開発拠点、アケボノ エンジニアリングセンター(AEC)でも2014年4月に「キッズ デー」として実施しています。人事基本理念社員一人ひとりに機会を提供し、会社の成功を共に分かち合える社員を支え続けていくこと 「会社を成功に導く最も重要なファクターは『人財(社員)』である」という考えのもと、「社員一人ひとりに機会を提供し、会社の成功を共に分かち合える社員を支え続けていくこと」を基本方針として、「個の確立」と「相互の尊敬と信頼」を基本に、グローバルでの長期人事政策の構築をめざしています。 また、人間を尊重し、多様性と創造性にあふれる組織づくりをめざして、人権教育・啓発に取り組んでいます。グローバル人財の教育・組織づくり 2011年度より、世界中のグループ各拠点で、共通の新入社員研修ハンドブック「akebonoスターターブック」を導入し、グローバルで企業文化の浸透を図っています。また、次世代を担う社員がグローバルで活躍できるよう、研修プログラムの充実を図っています。■ 若手海外研修制度 入社後、早い段階で若手社員を海外に派遣するプログラムを2001年から実施し、累計約200名の社員が参加してきました。多くの社員が異文化の中で学んだ経験を、帰国後の業務はもちろん、キャリア形成にも役立てています。■ グローバルリーダーシップフォーラム 各拠点で活躍する社員を日本に招き、現状の課題への解決策の提案を行うプログラムを2012年度から定期的に実施しています。2013年度はグローバル研修センターAi-Villageで8月に開催され、18名の社員が「Global30」を達成するための計画や、グローバルプラットフォーム(GPF)への対応について、経営トップへの提案を行いました。 2013年度からは、次世代を担う若手にも学びの機会を広げ、「ジュニア グローバル リーダーシップ フォーラム」も開始、22名が参加しています。akebonoは、今後もグローバルでの研修のあり方を模索していきます。〈社員の声〉調達部門 調達部 材料調達課 阿保 如美(2011年度入社、2013年9月~2014年1月に中国へ派遣) 中国ならではの規制や法律により、日本の常識が通用しないことが多く、業務を理解するまでに苦戦しました。業務に臨む際にも、国の考え方や文化・歴史を理解する姿勢はとても大切だとあらためて思いました。私生活では、自分を軸として考え積極的に行動している現地社員の姿勢に刺激を受けました。今後はこの経験を活かしグローバルで活躍できるよう仕事に取り組んでいきたいです。※Ai-City(本社)、岩槻製造㈱、福島製造㈱AECのキッズ デー

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