AKEBONO REPORT 2014
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 2012年にグローバル人財の創出を目的として建設されたAi-Villageの稼働から1年半が経ちました。研修室や宿泊室、カフェテリアなどが設けられているAi-Villageは多くの社員に活用されています。2013年のAi-Villageでの年間研修受講者数は、当初見込んでいたとおり、延べ約1万人となりました。研修の約半数は人事部による階層別研修や選抜型研修ですが、開発・間接・技術・営業・生産などの各部門でも多くの研修が実施されています。宿泊室は、宿泊型研修での活用に加え、天候の影響により帰宅が困難となった社員が利用したケースもありました。これらの利用実績を踏まえ、2014年度からは、さらなる研修内容の充実を目的とした公開講座「Ai-Campus」を開始しました。グローバル人財の強化を目的とした語学を扱うプログラムに加え、生産や製品に関する基礎知識などを学べる83の講座を用意しています。akebonoは今後もAi-Villageを最大限に活用した人財の育成に努めていきます。■ デザイン・設計が評価され各賞を受賞 Ai-Villageは、デザインの観点からも高い評価を得ています。2013年10月には公益財団法人日本デザイン振興会主催のグッドデザイン賞を受賞しました。研修において最も重要とされる、多様な場での偶発的なコミュニケーションを育む舞台としてふさわしいデザイン・設計が評価されています。また、公益社団法人日本建築家協会(JIA)の2013年度優秀建築100選にも選出されました。■ 主な施設・研修室、プレゼンルーム・宿泊室(56部屋)・ コミュニケーションを活性化するためのラウンジ・ 環境意識を育む緑化スペース・食文化を通じて文化の違いを体験するための厨房機能・自主学習のためのライブラリー※ このほか、万が一の際には災害時緊急避難所として、備蓄庫を設置、研修室を宿泊場所とすることで、約200名の受け入れが可能です。人財の多様化推進 akebonoでは、グローバル事業展開の加速を視野に人財の多様化を進めています。■ 新拠点の研修を受け入れ 国内拠点においては、海外の生産拠点の社員が日本のモノづくりを体感できる機会を設けています。2013年5月には、アケボノ ブレーキ メキシコ(ABM)の稼働に先駆け、曙ブレーキ山陽製造㈱での研修が実施されました。ブレーキに関する知識やモノづくりに必要不可欠なスキルなどを持ち帰り、現地展開することで、よりスムーズな生産を推進していけるようサポートしています。■ インターンシップ 海外からのインターンの受け入れを積極的に行うと同時に、インターンと社員の交流を促進するプログラムを設け、グローバル人財の育成に役立てています。2012年からは、テーマを設定して意見交換を行う「インターンシップ フォーラム」を開始しました。2013年には2回開催し、総勢25名が参加しています。今後もより多くの社員に海外の多様な価値観に触れる機会を提供し、グローバルで活躍できる人財を育成していきます。「真のグローバル企業」を創造する場 研修センター「Ai-Village」Ai-Village外観(人)(年)03691512インターン生の出身国アメリカ、イギリス、イタリア、インド、ギリシャ、スウェーデン、オーストリア、スペイン、タイ、スロバキア、ドイツ、トルコ、フランス、フィンランド、ポルトガル、メキシコ743411 119121510’04 ’05 ’06 ’07 ’08 ’09 ’10 ’11 ’12 ’13インターン生受け入れ人数の推移ABMからの研修生研修中の社員が集まるラウンジ 厨房では食文化を通じて理解を深めます

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