AKEBONO REPORT 2014
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ダイバーシティ・マネジメント グローバル企業として成長し続けていくためには、多様な人財の価値観を認め、違いを尊重することが必要不可欠であるという考えのもと、積極的なダイバーシティ・マネジメントに取り組んでいます。 akebonoのダイバーシティ・マネジメントは、多様化推進、ワークライフバランス推進、キャリア支援を3つの基本テーマとしています。 年に2回、春と秋に定期採用活動を行うことで、性別・国籍を問わず、より多くの方々にakebonoを知っていただく機会を設けています。また、入社後も希望に応じてグローバルに活躍できる場を提供することにより、近年は女性の海外駐在員の数も増加傾向にあります。企業全体の活力のベースとなる、一人ひとりの創造的な発想を育んでいくために、その人らしい働き方や生き方を尊重し、今後も「一人ひとりの能力を最大限に発揮できる組織づくり」を推進していきます。定着率向上の取り組み akebonoでは、「誰もが働きやすい職場づくり」への取り組みを通して、社員の定着率向上に努めています。 新卒入社社員の3年以内離職率が日本の社会問題となる状況においても、2011年入社社員の3年後の定着率は93%となっており、離職率は極めて低く7%になっています。【3年以内離職率】社員が入社後3年以内に離職する率社員とともに海外労務管理 akebonoでは、海外拠点における労使関係の安定を継続的な経営課題のひとつと捉えています。労働組合との関係については「労使協調」を基本方針として、オープンな話し合いによる信頼関係の構築に継続して努めています。 中国では2012年度に改訂した人事制度の定着に向け、実施・運用の中での課題について改善を積み重ねており、広州曙光制動器有限公司・曙光制動器(蘇州)有限公司での制度の一本化と地域性を反映した手当の設定等、きめ細かな対応により社員の納得性向上に努めています。 そのほかの海外拠点においても、グローバルレベルでコミュニケーションがはかれるよう、広州・蘇州では2012年より現地社員に対する英語教育を開始しました。タイでは、現地幹部社員の採用サポートや現地大学等でのakebonoブランドの認知度向上のサポート、アケボノ ブレーキ メキシコ(ABM)立ち上げでは、現地マネージャー採用や諸規定整備支援等にも取り組んでいます。 また社員の帰属意識を高めるための教育・研修やブランディングの浸透への情報の共有と支援を行っています。仕事への目的意識や誇りの醸成を目的として、2013年4月には、各拠点で理念の現地語化への取り組みを開始しました。さらに、アケボノ ヨーロッパ(アラス)(AASA)や、アケボノ ブレーキ(タイランド)(AKBT)などの生産拠点では、製品や理念のポスター掲出なども行い、社員の意識向上に努めています。2014年6月にはメキシコでブランディングについての説明会も計画するなど、グループ企業としての一体感の醸成を推進しています。加えて、社員同士のコミュニケーションを促進させる機会も積極的に提供しています。2013年7月には、AKBTで社員旅行が企画され、200名以上の社員が参加、交流を深めました。 各国に応じたサポート体制の構築のため、労務事情と人事課題の共有を図る過程でグローバル人事会議を定期的に開催し、相互理解と人事指標の比較・展開を図っています。 これからも各国の国民性や労働慣行を理解・尊重した上で、海外拠点の労務管理をサポートしていきます。新しい価値を創造する人事制度akebonoでは、企業の発展のため、多様化する人財・組織を支えるダイバーシティ・マネジメントと人事制度の構築に取り組んでいます。3年間の正社員定着率(国内)0204060801009893 9198 96’10 ’11 ’12 ’13 ’14(入社年)(%)32 322924 242 1:在籍者数 :退職者数障がい者在籍数と退職者数(あけぼの123㈱)’09 ’10 ’11 ’12 ’13(年度)010203040(人)※各年の4月1日を基準として集計しています。2012 ~ 2014年は、 2014年4月1日までの数値の集計を記載しています。AKBTの社員旅行

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