AKEBONO REPORT 2014
50/76

TOPICSクラークスビル/モンゴメリー郡から「省資源賞」を受賞人と環境に優しい会社への取り組み(海外)海外拠点でも地域社会のための積極的な活動に取り組んでいます。 akebonoの米国拠点アケボノブレーキ クラークスビルプラント(ABCT)は、2013年5月に米国テネシー州クラークスビル/モンゴメリー郡より「省資源賞」を授与されました。 ABCTでは、主にドラムブレーキ、ローター、コーナーモジュールを生産しています。国際規格であるISO14001を取得しているほか、独自の環境取り組みが評価され、今回の受賞につながりました。ABCTは、クラークスビル/モンゴメリー郡のゴミ処理場とも連携しながら、オフィスのゴミのリサイクル強化に努めています。また、紙・プラスチック包装材の削減や超高性能フィルターによる排水ろ過、オンライン教育(p.35)を通じた従業員に対するエコ生活の奨励などの取り組みを行っています。インドネシアでの植樹活動 アケボノブレーキ アストラ インドネシア(AAIJ)は拠点のあるジャカルタ市内だけでなく60km南に位置するグデ・パンランゴ国立公園においても環境保全活動を実施しています。自然を守り、CO2 の吸収にもつながる3,000本の植樹の継続した活動が評価され、2013年6月、同国立公園より感謝状をいただきました。 植樹活動にあたり苗木の選定においては、在来自生種にこだわるのはもちろんのこと、経済性やCO2の吸収力、樹木の多様性にも配慮しました。 モクレン科のManglidは、現地では1年間に3mも伸びる特徴を持つことで、CO2 の吸収能力が極めて高く、さらに家具の材料にも適しているため、環境だけではなく経済性にも優れています。 しかしManglidだけを植樹していると、植生が単調になり害虫や気候変動に脆弱な森になってしまうため、成長は緩やかですが、美しい花を咲かせるツバキ科のPuspaやマンサク科のRasamala、フトモモ科のKisireumなども混植することで、森の植生が単調にならないように配慮して活動しています。生産過程での取り組み アケボノブレーキ コーポレーション(ABC)では、製品を生産する際に使用する切削液のリサイクルに取り組んでいます。従来、切削液は、潤滑油などの混入や微生物の繁殖などにより劣化し廃棄処分していたことに対し、ろ過装置と遠心分離機により浄化して再利用することで、切削液の使用量の削減に成功しました。この取り組みは、廃棄物処理コストの削減にもつながっています。汚れた切削液浄化された切削液加工時に発生する切り粉などのスラッジ遠心分離された油回転国立公園での植樹活動と感謝状遠心分離機の内部構造3,000本の植樹活動が評価されました静置方式では分離できない油も分離できる遠心分離機「省資源賞」を受賞

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です