AKEBONO REPORT 2015 事業・CSR活動報告
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コーポレートブランド経営とCSRの位置づけ akebonoは「曙の理念」と「akebono 21世紀宣言」に基づき、2005年からコーポレートブランド経営を導入しています。akebonoのコーポレートブランド経営は、事業を通じて接する重要なステークホルダーを、お客様、株主様、社員という3つの視点で捉え、そのバランスを取りながら企業価値を向上させていく考えに基づいています。2005年10月には「めざす企業像」を表した「ブランドステートメント」を制定し、コーポレートブランド推進活動を本格的にスタートしました。この活動は「曙の理念」を実現し、社会から選ばれ続ける存在となることを狙いに、自社ブランドへの誇りに支えられた社員の自発的行動によってakebonoの強みを伸ばしていくものです。2008年度からは高めたい企業イメージを「製品・サービスの質が良い」「技術力がある」の2つに絞り込み、今まで以上に企業としての魅力や実力を高めることで、akebonoブランドのさらなる飛躍をめざしています。 akebonoでは、企業の社会的責任(CSR)は、企業の存続条件そのもので、確実に果たしていかなければならない要件であるという考えのもと、個々の活動に取り組んでいます。社会から求められる基本的なCSR活動を経営の「基盤整備」として位置づけ、これらの活動とともに、社会価値と企業価値をより一層高める戦略的CSR活動を含めた一連の取り組みをブランディングと定義しています。akebonoは今後も、「理念の実現・実践をめざし、安全と安心を社会に提供し続け、強みを伸ばす」ことを念頭にブランディングを進めていきます。コーポレートブランド意識調査とブランドレポート コーポレートブランド経営を効率的に実践するため、akebonoでは独自の「コーポレートブランド意識調査」を実施しています。この調査は、ブランディング推進活動を進めていく上で、PDCAをしっかりとまわしていくために必要不可欠な取り組みとして、2005年のコーポレートブランド経営導入時から毎年行っています。 調査対象は、国内外の全社員だけでなく、各分野のお客様やお取引先様など広範囲にわたります。2014年度も日本・北米・欧州・アジアの全ての拠点で調査を実施しました(回答者数:合計6880名)。 akebonoに関係するさまざまな方々からの評価をしっかりと受け止め、満足度向上に向けた活動につなげるべく、その評価結果およびご意見を「ブランドレポート」という冊子にまとめています。冊子は、日本語、英語、フランス語、中国語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語、スペイン語で制作し、グローバルで共有することで次年度の活動に活かしています。 2012年度より、社員意識調査におけるコーポレートブランド経営の具体的な活動に対する認知度の目標値を70%以上と設定しています。2013年度は曙ブレーキ福島製造㈱で84.7%、曙ブレーキ山形製造㈱では68.9%と大きく向上することができました。2014年度は山形製造㈱で84.3%とさらに向上し、前年度は48.7%だった㈱アロックスも79.5%と大幅に向上しました。 今後も調査結果を活かした地道な活動を確実に進めていくことで、社員の意識の高まりをすべての業務品質の向上につなげていきます。CSR社内推進状況 akebonoは、一般社団法人日本自動車部品工業会(JAPIA)発行の「CSRガイドブック(2010年4月改訂版)」に基づき、akebonoのCSR活動を全社的に体系化、見える化することにより、取り組みを確実なものとするために、CSR推進状況一覧表を作成しています。作成にあたり、ISO26000に基づく自己点検も交え、社内の委員会、プロジェクト、個々の業務の中で現状を把握し、グローバルレベルで課題を明確にすることで、優先取り組み項目を洗い出して改善につなげていきます。さらなる発展に向けてコーポレートブランド経営とCSR「曙の理念」を持続的に実現していくために「曙の理念」の持続的な実現卓越分野基本分野CSR方針:理念の実現・実践をめざして、安全と安心を社会に提供し続ける「製品・サービスの質が良い」「技術力がある」ブランディング安全・品質達成度人権・労働環境社会貢献リスクマネジメントコンプライアンス情報開示基本的CSR 戦略的CSR企業の社会的責任を果たす(社会で持続的に活動する資格のある会社)凄い会社/ 良い会社/好きな会社/選びたい会社(圧倒的な存在感を持つ強いブランド確立)akebonoにおけるブランディングとCSRの関係概念図会社情報経済性報告環境報告社会性報告特集 2 特集 1AKEBONO REPORT 2015 曙ブレーキ工業株式会社 23

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