AKEBONO REPORT 2015 事業・CSR活動報告
28/64
将来を担う学生への支援「就職進学制度」 akebonoでは、1964年から就職進学制度を実施しています。就職進学制度とは、働きながら短期大学の保育課第二部(夜間課程)や栄養専門学校に通い、3年間で幼稚園教諭二種免許状、保育士資格や栄養士資格が取得できる制度です。そのため学生は「保専生」と呼ばれています。現在は曙ブレーキ福島製造㈱でのみ実施されており、給与から学費を支払い、自分の力で学校を卒業し資格を取得することができます。 保専生は、3年間寮での共同生活を送りながら、交代勤務に従事することで学業と両立させていきます。資格取得後の卒業生は、akebono以外の企業や幼稚園、保育所などに就職します。 50年にわたって継続されているこの就職進学制度を利用した卒業生は3,000人を超え、親子2代でこの制度を利用した方もいます。 akebonoはこの就職進学制度を通じて、保専生を中心とした地域のつながりを大切にするとともに、若者の将来の夢の実現を支援していきます。会社・工場見学の受け入れ 各地で地元の小・中学生、企業などの会社・工場見学を積極的に受け入れ交流を図っています。 2014年度は、社会科見学の一環として埼玉県の小学校12校、1,000名以上のAi‐City(本社)見学を受け入れました。会社説明やAi-Museum(ブレーキ博物館)やブレーキ技術教育巡回車両の見学、モノづくりセンターでの体験を通してakebonoとその製品への理解を深めてもらうとともに、安全意識の向上に努めています。 また2014年4月にはフランスのマネジメントスクールから海外研修の企業訪問として学生62名が日本橋本店に来社しました。当日は会社概要や人事制度、社員による北米駐在の経験談等を紹介し、最後に日本橋本店の見学ツアーを行いました。 今後も国内だけではなく、海外を含めた地元企業や地域の方々と一緒に学び、成長していくことができるような取り組みを継続して進めていきます。地域社会とともにakebonoと地域社会とのつながりakebonoは、「就職進学制度」を通じた「人づくり」への活動を通して、地域社会へ貢献しています。第42期保専生送別会(2015年2月)26 AKEBONO REPORT 2015 曙ブレーキ工業株式会社
元のページ