AKEBONO REPORT 2015 事業・CSR活動報告
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第3 の転換期(億円)真のグローバリゼーションを求めて akebonoは、日本のモータリゼーションが黎明期を迎えた1929年(昭和4年)1月、日本初のブレーキライニング(摩擦材)メーカーとして創業しました。以来、「安全」という社会的な要請に真正面から取り組み、85年を超える歴史の中で3回にわたる大きな転換期を経て、自動車用をはじめ、二輪車用、鉄道車両用、産業機械用の総合ブレーキメーカーへと発展してきました。 第1の転換期は日本のモータリゼーションを目前に控えた1960年、世界的なブレーキメーカーだったアメリカのベンディックス社との技術提携です。これを契機に総合ブレーキメーカーへと大きく飛躍しました。 第2の転換期は1986年、世界最大の自動車メーカーGM社との合弁会社をアメリカ・ケンタッキー州に設立し、本格的な海外展開を図りました。 そして2010年、ドイツのRobert Bosch GmbHの北米ブレーキ事業を2009年に譲り受けたことを機に、急激に拡大するグローバル化に挑戦するという、第3の転換期に突入しました。 このようにakebonoは、より確かな「安全・安心」をお届けするため、国内基盤をしっかりと固めるとともに、海外により大きな成長の糧を求めてきました。そして自動車業界が大きく変貌しようとする今、akebonoは、「小規模専業独立製造会社」として真のグローバリゼーションを実現するため、さらなる飛躍を遂げようとしています。AKEBONO REPORT 2015 曙ブレーキ工業株式会社 1
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