AKEBONO REPORT 2015 事業・CSR活動報告
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せずに、グループ企業への出張者や研修生も参加し、各国の紹介(産業、文化等)や質疑応答を通じて各国を理解する「ダイバーシティフォーラム」とし、総勢60名が参加しています。今後もより多くの社員に海外の多様な価値観に触れる機会を提供し、グローバルで活躍できる人財を育成していきます。多方面で活躍するあけぼの123㈱の社員 akebonoグループの特例子会社あけぼの123㈱では、「社員を人として育てる」という理念のもと、障がい者が仕事を通じて成長できる職場づくりに取り組んでいます。あけぼの123では高い障がい者雇用率を維持しています。 2014年11月には、障がいのある方々が日頃培った技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図る全国障害者技能競技大会(アビリンピック)が開催され全国から332名の選手が集い、あけぼの123から社員2名が出場しました。参加したあけぼの123の社員が、ビルクリーニング部門にて見事金賞を受賞しました。 また同年9月に開催された「障害者雇用優良事業所等全国表彰式」と「埼玉県障害者ワークフェア2014」において、優れた取り組みを行っている企業・事業所として表彰されました。社員とともに企業価値を高める人事制度akebonoグループは、企業価値の向上をめざすため、グローバル化に対応した企業づくりを進めています。人事基本方針と制度人財開発・人事制度 人権・個人の多様な価値観・個性・プライバシーを尊重し、国籍を問わず、適切な人財が適切なポジション・地域で業務を行えることを理想として教育プログラムや人事制度、採用活動の整備を進めています。これまで各地域で独自の教育プログラムや人事制度を運用していた中で、特に国籍や言語・文化の異なるメンバーで同じ業務に取り組む機会が少なかった日本の社員のグローバル対応力を高めます。「コミュニケーション能力」「異文化対応能力」「言語能力」に注目して人財育成プログラムの強化を図ります。グローバル人財開発akebonoに入社する社員の研修プログラムの一環として全世界のグループ拠点で統一した教育パッケージの準備を進めています。akebonoの成り立ちや歴史、地域ごとの事業の特徴に始まり、APS(Akebono Production SystemまたはAkebono Philosophy and Spirit)やコーポレートブランド経営などのakebonoの企業文化や哲学をまとめた「akebonoStarter Book」を2011年に発行しました。これにより、akebono社員として共通で身に着けておきたい基本的な知識や考え方の統一を図ると同時に、地域ごとの特色を活かしたオリジナル教育プログラムを追加することでそれぞれの国や拠点ごとにふさわしい教育プログラムを確立します。■ インターンシップ 海外からのインターンの受け入れを積極的に行うと同時に、インターンと社員の交流を促進する教育プログラムを設け、グローバル人財の育成に役立てています。2012年からは、テーマを設定して意見交換を行う「インターンシップ フォーラム」を開始しました。2014年からはインターンシップに限定■ akebonoの障がい者雇用率推移:akebono :曙ブレーキ工業とあけぼの123akebono2.32%法定雇用率2.0%(%)’03 ’04 ’05 ’06 ’07 ’08 ’09 ’10 ’11 ’12 ’12 ’14(年度)1.81.52.331.642.311.722.881.922.942.003.17 3.37 3.473.753.402.02 1.98 2.05 2.204.032.323.882.282.03曙ブレーキ工業とあけぼの1234.03%2003年9月あけぼの123設立01234(人)(年)03691512インターンの出身国アメリカ、イギリス、イタリア、インド、ギリシャ、スウェーデン、オーストリア、スペイン、タイ、スロバキア、ドイツ、トルコ、フランス、フィンランド、ポルトガル、メキシコ、モロッコ43411 1197121510’05 ’06 ’07 ’08 ’09 ’10 ’11 ’12 ’13 ’14インターン受け入れ人数の推移■ 人事基本方針社員一人ひとりに機会を提供し、会社の成功を共に分かち合える社員を支え続けていくこと 「会社を成功に導く最も重要なファクターは『人財(社員)』である」という考えのもと、「社員一人ひとりに機会を提供し、会社の成功を共に分かち合える社員を支え続けていくこと」を基本方針として、「個の確立」と「相互の尊敬と信頼」を基盤に、グローバルでの長期人事政策の構築をめざしています。 また、人間を尊重し、多様性と創造性にあふれる組織づくりをめざして、人権教育・啓発に取り組んでいます。30 AKEBONO REPORT 2015 曙ブレーキ工業株式会社
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