AKEBONO REPORT 2015 事業・CSR活動報告
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社員とともに現場を強くできる人財の育成国内外の各拠点で現場を支える「akebonoらしいモノづくり」が行われています。akebonoらしいモノづくりの発信 2011年からスタートした「モノづくりセンター」では「モノづくりの原理・原則」を学び、「現場を強くできる」人財育成に取り組んでいます。この研修施設では、「“自ら考え、悩み、提案し、変える”人づくり」をコンセプトに、誰でも・いつでも・短期間で自らモノづくりについて学ぶことができます。同センターは体験知を現場に持ち帰ることを狙いとした「モノづくり道場」、最適な標準作業の普及・浸透を図るための「基礎技能教室」、工程のあるべき姿を示す「お手本ライン」の3つの機能から成り立ち、講師自らの手作り教材を使用した研修を行っています。各拠点に「akebonoらしいモノづくり」を発信する重要な役割を担っています。現地化への取り組み 2012年からは海外展開にも積極的に取り組んでいます。海外拠点の基礎技能教室は、米国、アジアで活動をスタート、現地トレーナー育成研修とトレーナー認定を行っています。現在では5つの海外拠点で30名のトレーナーが活躍しています。 2014年3月に、ABCに開設した海外拠点初となる「モノづくりセンター北米分室」では、標準作業3票※の作り方から研修を始め、2014年11月には品質道場での研修も開始しました。併せて現地トレーナー育成も進め、北米の4つの拠点で6名のトレーナーが育っています。2015年3月には、国内全拠点への「モノづくり道場」設置を始め、4つの拠点で7名のトレーナーの育成研修を開始しています。 今後もakebonoらしいモノづくりを各拠点で実施していけるよう、現地の状況に合わせた展開を行うとともに、内容の充実を図っていきます。※ 標準作業3票:標準作業作成のための資料のこと。工程能力表、標準作業組み合わせ表、標準作業票の3つからなる。 日本のモノづくりセンターと新たに開設したモノづくりセンター北米分室でのモノづくり道場、また日本国内4拠点と北米4拠点およびインドネシアに設置されている基礎技能教室では、年度を通し1,175名の社員が研修を行いました。2014年度研修実績拠点研修実績人数道場モノづくりセンター(日本) 315人(国内研修生)38人(海外研修生)モノづくりセンター北米分室(ABC) 142人基礎技能教室国内(山形製造、福島製造、岩槻製造、山陽製造) 140人アケボノ ブレーキ クラークスビル プラント(ABCT) 53人アケボノ ブレーキ エリザベスタウン プラント(ABE) 63人アケボノ ブレーキ コロンビア プラント(ABCS) 126人アケボノ ブレーキ グラスゴー プラント(ABG) 185人アケボノ ブレーキ アストラ インドネシア(AAIJ) 113人モノづくりセンター北米分室生産調査表ワークショップ会社情報経済性報告環境報告社会性報告特集 2 特集 1AKEBONO REPORT 2015 曙ブレーキ工業株式会社 33

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