AKEBONO REPORT 2016
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欧州でのディスクブレーキ一貫生産供給体制を実現する製造子会社Akebono Brake Slovakia s.r.o.が量産を開始事業概況Asia2015年度の振り返りTOPICSABSK 社屋※役職名は当時Akebono BrakeSlovakia s.r.o.(ABSK)開所式子会社の概要(1) 名称 : Akebono Brake Slovakia s.r.o.(2) 所在地 : スロバキア共和国トレンチーン市  (首都ブラチスラバ北東110km)(3) 代表者 : Jean de Montlaur(ジャン ドゥ モンロー)(4) 事業内容 : 自動車用ブレーキの製造および販売(5) 資本金 : 12百万ユーロ(6) 設立 : 2014年4月1日(7) 出資比率 : Akebono Brake Europe N.V. (当社100%子会社)100%(8) 敷地面積 : 約42,000m2(9) 建屋面積 : 約12,000m2(10) 生産開始 : 2015年8月中国の2015年度前半における自動車販売台数は需要の低迷や在庫の積み上がりにより前年比微増に留まりましたが、10月に導入された小型車(排気量1600cc以下)を対象にした減税効果により、年度後半に販売需要が大幅に増加しました。中国事業においては、グローバルプラットフォーム車向け製品の販売増加や新規客先向けビジネスを含む受注の拡大、円安による為替換算の影響(20億円)もあり、売上高は194億円と対前期比51億円(+36.0%)の増収となりました。利益面では、減価償却費の増加、人件費の上昇などがあったものの、受注の拡大による利益増加や生産・調達合理化、経費削減効果などもあり、営業利益は25億円と対前期比8億円(+50.5%)の大幅な増益となりました。タイでは依然として国内販売台数は低迷が続いakebonoは2014年、欧州での事業基盤の強化に向けて、スロバキア・トレンチーン市にディスクブレーキの製造子会社Akebono Brake Slovakia s.r.o.(ABSK)を設立しました。欧州では、これまでフランスのAASAでディスクブレーキパッドを製造してきましたが、今後はABSKを加えた欧州での一貫生産供給体制により、グローバルベースでの競争力強化につなげていきます。2015年6月には、ABSKの開所式を行いました。式典は、スロバキア経済産業省第一副大臣のラスチスラブ・ホバネツ氏、トレンチーン市長のリチャード・リブニーチェック氏、駐スロバキア日本大使の江川明夫氏をはじめ来賓の方々と、akebonoを代表して社長の信元久隆と役員およびABSKの社員合わせて約50名が出席し、盛大に執り行われました。式典では記念の植樹、記念品贈呈、オープニングのテープカット、工場見学などを実施しました。現在は鋳鉄製ブレーキキャリパーの組み立てを行っており、2016年8月からは量産を開始予定。将来的には高性能量販車向けアルミ製ブレーキキャリパー生産用最新鋭設備をもつ重要拠点とすべく検討を進めています。AKEBONO REPORT 2016曙ブレーキ工業株式会社25

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