AKEBONO REPORT 2016
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akebonoでは、社員が健康に過ごせる職場づくりに継続的に取り組み、より良い環境の実現を目指しています。akebonoの安全衛生健康活動は、「曙の理念」と「akebono 21世紀宣言」を基に策定されています。中央安全環境委員会を中心とするマネジメント体制を構築し、社員の安全と健康を確保するとともに、事業活動におけるリスクの把握と低減、災害・事故などの未然防止を徹底しています。特に、社員の安全を守ることを最重要の課題と考え、すべての社員に対して事前の安全教育を受講しなければ作業できない規定を設けています。また、安全に関する重要事項をまとめた冊子「安全心得」を全社員に配布するとともに、安全を基礎から学ぶ機会を定期的に設けることで、意識の向上を図っています。1970年代、akebonoは日本の企業の中でもいち早くノンアスベスト製品の開発を始めました。他社に先駆け、1992年には乗用車OEM(新車組付)用の全製品を、1994年には商用車OEM用の全製品をノンアスベスト製品に切り替え、2000年以降は補修部品においてもアスベスト製品の生産を全面的に中止しています。アスベストに関する健康相談を受け付けるとともに、周辺住民の皆様や、退職者とそのご家族を対象に、当社負担での健康診断を実施し、累計受診者数は2016年3月末時点で619名となりました。この取り組みは今後も継続していきます。なお、アスベストによる健康被害に対する損害賠償を求めて2012年11月28日付で元社員およびご遺族により提訴された訴訟につきましては、2015年12月25日に和解が成立しました。労働安全衛生冊子「安全心得」社会・環境への取り組み労働安全衛生マネジメントアスベスト問題への取り組み退職者 退職者ご家族 周辺住民 合 計石綿肺所見あり41名0名0名41名塵肺所見あり16名0名0名16名所見なし412名(+2名)37名113名(+1名)562名(+3名)合 計469名(+2名)37名113名(+1名)619名(+3名)健康診断受診者数内訳(2005年8月~2016年3月末現在)akebono労働安全衛生マネジメント体制( )内は前年度からの増加数中央安全環境委員会職員安全ミーティング拠点安全衛生委員会【専門部会】安全作業部会 健康管理部会 交通安全部会 防火防災部会衛生部会 等山形製造  福島製造 岩槻製造  山陽製造館林鋳造所 アロックス 本社安全健康推進部AKEBONO REPORT 2016曙ブレーキ工業株式会社35

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