AKEBONO REPORT 2017
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経営状況2PART中期経営計画の進捗状況3 ハイパフォーマンスブレーキビジネスの拡大と欧州事業の新築> 健全な財務体質への回復ハイパフォーマンスブレーキビジネスについては、計画通りに進行しています。欧州での一貫生産体制実現に向けて、ABCSからのハイパフォーマンスブレーキキャリパー『aNF30-2016』の「北米事業の立て直し」、「製品別事業部制への移行によるグローバルネットワークの確立」、「ハイパフォーマンスブレーキビジネスの拡大と欧州事業の新築」という3つの基本方針を確実に実行し、健全な財務体質への回復を果たしていきます。『aNF30-2016』初年度である2016年度は、計画に沿った進捗となり、設備投資額は149億円と目標額を達成しました。12%を目基本方針akebonoの強み開発方針差別化、軽量高性能、デザイン性、高品質への徹底したこだわり● F1用ブレーキ供給で培った高性能ブレーキ技術、高性能摩擦材技術、高いNVH対応技術(快適性)をベースに、最先端の生産技術を融合し、高性能、高品質を両立拡販方針欧州、特にドイツプレミアムカーメーカーグループ向けで培った技術をベースにハイパフォーマンス製品を開発し他社拡販を狙う● 高性能6ポットブレーキキャリパーを量産中● 世界初の量産10ポットブレーキキャリパーを開発・供給中● 技術先進性をアピール2018年には年間約100万個生産体制へ標としている国内事業の販管費率は、昨年度の14.5%に対し初年度は14%となりました。また2016年度の開発費の実績は、108億円となりました。従来、適用開発を中心としていた開発費は、先行開発を中心とする分配にシフトし、年間100億円にすることを目標としています。引き続き、中期経営計画の各目標の早期達成に向け、さらにスピードを上げて各施策に取り組んでいきます。2015年度実績2016年度実績施策1投資の抑制総額を年間150億円以下へ設備投資額186億円149億円※1施策2SG&A※2の削減国内事業の販管費率を12%へ国内事業の販管費率14.5%14.0%施策3開発費の適正化適用開発中心から先行開発中心へ開発費100億円に研究開発費117億円108億円※1 リース債権買い取り分38億円を除く※2 SG&A:販売費及び一般管理費事業の移管も順調に進んでおり、2017年内には移管が完了する予定です。6ポットブレーキキャリパー10ポットブレーキキャリパー23 AKEBONO REPORT 2017

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