AKEBONO REPORT 2017
29/48

事業概況Akebono Brake (Thailand) Co., Ltd. (AKBT)の創立10周年記念式典を開催PT. Akebono Brake Astra Indonesia (AAIJ)がお客様の改善大会で優勝 AKBTは2016年8月に設立10周年の記念式典を開催しました。式典では、社内コンテスト表彰や記念植樹などが実施され、社員を中心とした約400名が参加しました。AKBTは、自動車用ディスクブレーキおよびパッドの生産拠点として2006年に設立されました。2011年には、洪水の影響で納入先が操業停止となる中、社員一同、力を合わせて困難な状況を乗り越えました。2012年にはブレーキの基幹部品であるピストンの現地生産を開始するなど、タイの自動車産業の発展に貢献してきました。今後も地域とともに持続的な成長が実現できるよう、努めていきます。AAIJでは、個人ならびにグループでのスキルと能力向上を目指し、全社的に活発な改善活動に取り組んでいます。これらの活動が実を結び、2016年に実施されたお客様の改善活動イベントで優れた成績を収めました。2016年2月に実施された「Astra Daihatsu Motor Supplier Clubs 大会」で優勝、9月には「Yamaha TVP Lean Kaizen Festival 2016」で最高位のベストサプライヤー5社に選出されました。また、同月に行われたAstraグループの自動車部門大会で優勝、さまざまな業種が集まる本大会への出場を果たし、12月の「Toyota Kaizen Festival」でも優勝を勝ち取りました。今Toyota Kaizen Festivalの様子記念式典の様子スでは増収となりましたが、円高による為替換算の影響(△18億円)が大きく、売上高は163億円(前期比1.3%減)となりました。利益面では、インドネシアルピア安による輸入材料費の高騰や労務費の増加などもあり、営業利益は14億円(前期比17.9%減)となりました。2017年度の見通し中国では、小型車向けの減税幅が縮小されたものの、減税措置が1年間延長されたことや、SUVの需要増により、販売が増加すると予測されます。アセアン地域においては、インドネシアはインフラ投資政策による下支えで、自動車市場の拡大が予想されます。タイでは景気の回復で販売の増加が予測されています。これらにより、アジア事業は前年度に対しさらなる増収を見込んでいます。収益面においては、市場競争が激しくなる中、経営管理を強化し収益向上に努めていきます。AKBTの概要社員数427名(直接:342名、間接:85名)※2016年7月現在事業内容ディスクブレーキ、パッドなどの製造およびセールス勤務時間2交代勤務(8時~17時、20時~翌5時)沿革2006年会社設立、キャリパー生産工場建設2007年キャリパー生産工場完成、キャリパー生産開始、 パッド工場建設2008年パッド生産工場完成、グランドオープニング セレモニーを開催、キャリパーとパッドの納入開始2012年ピストン生産工場建設・完成、ピストン生産開始後もより一層研鑽を重ね、AAIJはインドネシアを皮切りに真のグローバルサプライヤーを目指していきます。AKEBONO REPORT 2017 28Part 2 経営状況

元のページ  ../index.html#29

このブックを見る