AKEBONO REPORT 2017
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akebonoでは、社員に海外の多様な価値観に触れる機会を提供し、グローバルで活躍できる人財を育成しています。研修センターAi-Villageでは、Ai-Forum(アイ・フォーラム)という、akebonoの国内外の社員が多様な主題についてプレゼンテーションやディスカッションを行う研修プログラムを開催しています。2016年5月に実施したAi-Forumでは、「自動車業界でキャリアを積んでいる女性」をテーマにパネルディスカッションを開催し、さまざまな拠点で活躍するマネージャークラスの女性社員5名がパネリストを務めました。当日は、女性社員はもちろん男性社員も積極的に参加し、キャリア形成や相互理解について活発な議論が行われました。また、仕事で直面した困難への対処、仕事と家庭の両立などに関するアドバイスを得られる、新しい人脈や絆をつくる場ともなりました。今後もより多くの社員に海外の多様な価値観に触れる機会を提供し、グローバルで活躍できる人財育成に注力していきます。 Ai-Forum3サステナブル経営PART社会 | ステークホルダーとのつながりS人財・ダイバーシティグローバル人財開発・人事制度人権・個人の多様な価値観・個性・プライバシーを尊重し、国籍を問わず、適切な人財が適切なポジション・地域で業務を行えることを理想として教育プログラムや人事制度、採用活動の整備を進めています。特に、これまで各地域で独自の教育プログラムや人事制度を運用していたため、国籍や言語・文化の異なるメンバーと同じ業務に取り組む機会が少なかった日本の社員のグローバル対応力を高めることを目的として取り組んでいます。「コミュニケーション能力」、「異文化対応能力」、「言語能力」の向上に重点を置いて人財育成プログラムの強化を図っています。教育・研修プログラムの整備の一環として、入社時には全世界のグループ拠点で統一したパッケージを用意しています。akebono の成り立ちや歴史、地域ごとの事業の特徴に始まり、APS(「Akebono Production System」、「Akebono Philosophy and Spirit」)やコーポレートブランド経営などのakebonoの企業文化や哲学をまとめた「akebono Starter Book」を発行し、研修で使用しています。これによる学習を通して、akebono社員として共通で身に着けておきたい基本的な知識や考え方の統一を図ると同時に、地域ごとの特色を活かしたオリジナル教育プログラムを追加することで、それぞれの国や拠点ごとにふさわしい教育プログラムを確立しています。人事基本方針社員一人ひとりに機会を提供し、会社の成功を共に分かち合える社員を支え続けていくこと「会社を成功に導く最も重要なファクターは『人財(社員)』である」という考えのもと、「社員一人ひとりに機会を提供し、会社の成功を共に分かち合える社員を支え続けていくこと」を基本方針として、「個の確立」と「相互の尊敬と信頼」を基盤に、グローバルでの長期人事政策の構築を目指しています。また、人間を尊重し、多様性と創造性にあふれる組織づくりを目指して、人権教育・啓発に取り組んでいます。パネルディスカッションの様子33 AKEBONO REPORT 2017

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