AKEBONO REPORT 2018
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中長期成長モデル E 環境負荷低減への取り組みミニチュアライン製作においては、各工程の動作性に加え、ライン全体のタイミング連動などにも配慮し、動作部の軽量化などさまざまな工夫を施しています。今後も、ライン全体を俯瞰し、省エネで高効率な設備設計を自らの手で実現していく技術者の育成に取り組んでいきます。2017年度に製作した「ハイパフォーマンス・キャリパー製造設備」のミニチュアラインと製作チームのメンバーアロックス本社のトラックリアルタイムで映し出されるトラックの位置と交通情報をもとに運行指令を与えるアロックス本社の司令画面エコ運転への取り組みakebonoグループの運送事業会社であるアロックスではトラック動態管理システムを導入しています。トラック動態管理システムとは、各トラックの走行データ(エンジン回転数・車速・加速度・位置情報など)を本社に自akebonoは、トラック動態管理システムにより物流における省エネ化と合理化を進め、安全と環境を守ります。動送信し、そのデータや天候・渋滞情報をもとに、運行管理者が各ドライバーに渋滞回避や休憩の指示などを与えることで、安全や環境に配慮した運行を可能にするシステムです。さらにアイドリング時間、急加速、急ブレーキなどの情報からドライバーのエコ運転度を客観的に判定し、ランキング化するなど、エコ運転、安全運転へのモチベーションの向上にも活用しています。物流における省エネ化と合理化に継続して取り組み、安全と環境を守ります。さまざまな効率化活動により、社員の生産性の向上、エネルギー資源削減による輸送費の削減にも貢献しています。コージェネ大賞の特別賞を受賞2018年2月に、「コージェネ財団(一般財団法人コージェネレーション・エネルギー高度利用センター)」主催の「コージェネ大賞2017」において、「コージェネレーションのシステム化による効率向上と温室効果ガス排出量低減」で特別賞(産業用部門)を受賞しました。akebonoでは、2011年にコージェネを導入して以来、毎日の稼働を目的とした総合効率の向上、外部への電力供給によるピークカットへの貢献、排熱を利用した先進性のある設備の導入と再生可能エネルギーとの組み合わせによる電力事業への寄与、また一貫したガスエンジン発電の効率向上や排熱利用効率の向上など、CO2排出の削減を目的とするシステムの構築を行ってきました。なお、akebonoは「コージェネ大賞2013」で優秀賞を受賞しており、今回は2回目の受賞となりました。akebonoは企業としての社会的責任を果たすため、地球環境問題を経営の最重要課題のひとつと捉え、より総合的にグローバルな視点で環境保全活動に取り組んでいます。環境負荷低減への取り組み–4物流での取り組み23 AKEBONO REPORT 2018

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