AKEBONO REPORT 2018
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経営状況施策1会社基盤の再建施策2コストマネジメント強化施策3生産性改善北米主導によるマネジメント強化と抜本的な組織改革販売・調達価格の適正化安全、品質、納期の原点に戻り基盤強化お客様の信頼回復収益力の回復● 生産体制の最適化に向けた取り組みは継続● 北米主導の改革を実行したことによる課題の顕在化 日本のモノづくりをベースとした製造会社の原点への立ち返りと日本との連携強化 北米事業のさらなる改善により安定的な収益の確保へ連携BU製品別のマーケティング~開発~生産~販売について、収支も含めて一貫した事業運営本社機能次世代製品開発、新規分野での材料・技術開発、新規ビジネスモデル構築を担当1 北米事業の立て直し2 製品別事業部制(BU制)への移行によるグローバルネットワークの確立北米事業の立て直しに向けた諸施策を実行した結果、2017年度の北米事業の営業利益は、2016年度に比べ約48億円改善し15億円と、黒字化を達成しました。立て直しの成果は出ているものの、一部のお客様によるセダン系車種生産からの撤退や、生産混乱に起因して次期モデルの受注を逃したことなどにより、今後、数年間は売上高が減少する見通しですが、生産体制の最適化に向けた取製品ごとの収益性を向上させながらグローバルでの競争力を強化することを目的に、それぞれの分野におけるマーケティング、製品開発、生産、販売について責任を持つ、5つのビジネスユニット(BU)を発足させました。BU制への移行はまだ途上ですが、当初計画通り2018年度末り組みは継続してまいります。現地主導で大きな改革を実行したことによる課題も出てきており、米国のマネジメントだけでは対処できない改革フェーズに入ってきたものと考えています。今後の成長を実現するためには、日本のモノづくりをベースとした製造会社という原点に立ち返り、さらに日米間の連携を強化し、北米事業のさらなる改善に向け努力してまいります。までの移行完了を目指し、諸施策を実行しています。現状での大きな課題は、BUと本社機能、BUと海外事業との効率的な連携などですが、本中期経営計画での実現に向けて取り組んでまいります。ビジネスユニット(BU)発足対象製品HP BU2016年 1月高性能量販車用ディスクブレーキFoundation BU2016年 1月ディスクブレーキ、ドラムブレーキなど機構部品インフラ&モビリティシステム(AIMS)BU2016年 4月産業機械用製品、鉄道車両用製品、センサー製品Friction Material BU2016年 10月ブレーキパッド、ライニングなどの摩擦材製品補修品 BU2016年 10月ブレーキパッド、ライニングなどの補修品AKEBONO REPORT 2018 40

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