AKEBONO REPORT 2018
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経営状況 事業概況本格生産が始まったスロバキア工場2013201420152016201720132014201520162017(年度)(年度)売上高(億円)営業利益(億円)500-50-100-1502,0001,5001,00050001,22871,531△112△321501,669△321,4031,3991,1452018予想2018予想742013201420152016201720132014201520162017(年度)(年度)△6109116△20△13売上高(億円)営業利益(億円)0-10-20-30△525020015010050089141191△9△92018予想2018予想2017年度の振り返りピックアップトラック、SUV用製品の受注が好調であったことや、販売価格の適正化による増収効果がありましたが、一部の米系完成車メーカーのセダン系車種生産からの撤退や補修品市場における小売店の合併などによる一時的な在庫調整により減収となり、売上高は1,399億円(前期比8.7%減)となりました。利益面では、売上減による売上構成の変化や鋼材価格の上昇による影響はあったものの、外部コンサルタント費用などの一時費用がなくなったことや、生産の安定化による緊急輸送費の大幅削減、残業や休日出勤が削減されたことによる労務費の圧縮などもあり、営業利益は15億円(前期は営業損失32億円)と大幅な増益となりました。米国事業の収益安定に向けた4つの柱となる取り組み、①組織・管理体制の抜本的な改革、②生産性の改善、③生産能力の増強、④収支構造の改革に加えて、さまざまな施策を実行した結果、当期は米国だけで18億円の営業利益を計上することができました。2018年度の見通し売上高は1,145億円(前期比18.2%減)を見込んでいます。利益面では、労務費の改善や合理化効果を見込むものの、売上減少の影響で、営業利益は0億円(前期は営業利益15億円)の見通しです。2017年度の振り返り補修品市場向けの摩擦材ビジネスが減少しましたが、高性能量販車用ディスクブレーキ製品販売の増加などにより、売上高は141億円(前期比22.1%増)となりました。利益面では、スロバキア工場において本格生産に向けた生産立ち上げの諸費用が発生したこと、生産ライン増設にともなう減価償却費の負担増、人員増加による労務費の増加や計画していた合理化の遅れ、フランスのアラス工場において利益率の高い摩擦材ビジネスが減少したことによる売上構成の変化などがあったため、営業損失20億円(前期は営業損失13億円)となりました。2018年度の見通し高性能量販車用ディスクブレーキ製品販売の増加などにより増収を見込んでいます。売上増の影響とともに、品質の向上によるスクラップ費の削減などで、営業損失は前期と比べ11億円改善し、9億円となる見通しです。地域別事業概況北米地域別事業概況欧州当社3回目となる最優秀輸入アフターマーケット製品賞を受賞した米国市場向けEURO® Ultra-Premium セラミックディスクブレーキパッド43 AKEBONO REPORT 2018

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