AKEBONO REPORT 2012
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グローバルに活躍できる人財づくり社員とともに人事基本理念「会社を成功に導く最も重要なファクターは『人財(社員)』である」という考えのもと、「社員一人ひとりに機会を提供し、会社の成功を共に分かち合える社員を支え続けていくこと」を基本方針として、「個の確立」と「相互の尊敬と信頼」を基盤に、グローバルでの長期人事政策の構築をめざしています。また、人間を尊重し、多様性と創造性にあふれる組織づくりをめざして、人権教育・啓発に取り組んでいます。人財開発・人事制度人権・個人の多様な価値観・個性・プライバシーを尊重し、国籍を問わず、適切な人財を適切なポジションで、適切な地域とプログラムを任せることを理想として教育プログラムや人事制度の整備を進めています。これまで、各地域で独自の教育プログラムや人事制度を運用していた中で、特に国籍や言語・文化の異なるメンバーで同じプログラムに取り組む機会が少なかった日本の社員のグローバル対応力を高めます。「コミュニケーション能力」「異文化対応能力」「言語能力」に注目して人財育成プログラムの強化を図ります。グローバル教育プログラム■Akebono Standard Packageの導入 akebonoに入社する方々の研修プログラムとして全世界のakebonoグループで統一した教育パッケージの準備を進めています。akebonoの成り立ちや歴史、地域ごとの事業の特徴に始まり、APSやコーポレートブランド経営などのakebonoの企業文化や哲学をまとめた「akebonoStarter Book」を2011年に発行しました。これにより、akebono社員として共通で身に着けておきたい基本的な知識や考え方の統一を図ると同時に、地域ごとの特色を活かしたオリジナルプログラムを追加することでそれぞれの国や拠点ごとにふさわしい教育プログラムを確立します。Akebono Standard Packageは2011年から順次導入を開始し、2012年度中には全世界のakebono拠点での展開を目標としています。■グローバルリーダーシップフォーラム 2011年11月の3日間、海外拠点で活躍するグローバルリーダーを日本に招き、現在抱える課題を相互に共有し問題解決を提案する研修「グローバルリーダーシップフォーラム」を初めて開催しました。世界各国から参加した18名が「One Goal, One Team, One akebono」をめざし、問題提起から解決策まで活発な意見交換を4つのグループに分かれて行いました。最終日のボードメンバーへの成果発表会では課題とその解決策の提案を行い、真のグローバルカンパニーをめざして各グループが継続して問題解決に取り組みました。2012年は8月に開催予定です。■若手海外研修制度 入社後の早い段階で、「海外で生活し異文化を理解すること」を目的に始めた若手海外研修(2001年より実施)の参加者も200名を超えて、2011年からはできるだけ業務に近い形での若手海外研修に変えました。昨今、グローバル化のスピードに沿うように語学力の高い新入社員も増加傾向にあり、若手海外研修も「国内できちんと語学を習得し、身についた語学力を試す実践の場としての研修」にシフトさせました。2012年からは一層スピードを速めながら、英語だけでなく、他の言語も試せる研修をめざします。■akebono研修センター(Ai-Village)で実施する内容 グローバルで活躍できる人財の育成をめざし、「akebono研修センター(Ai-Village)」を新設します。グローバル展開の中で得られる知見をグループ内で共有するとともに、グループ内の人財が交流することによって新たな価値を創造する場として活用していきます。6月より研修センター準備室を発足し、研修センターで実施する内容についても急ピッチで進めています。従来の研修内容にとらわれず、知恵を出し合いながら、akebonoで働く仲間一人ひとりが最大限持っている力を仕事で発揮できることを目標に教育体系を再構築していきます(施設概要は、p.25に掲載)。ダイバーシティ(人財の多様化)に対する取り組みakebonoでは、社員一人ひとりが大切にしている価値観を認め、その多様性を尊重することで、企業力を高めることを狙いとしています。すなわち、その人らしい働き方や生き方を尊重することが仕事における創造的な発想につながり、それらの集積した結果として企業の活力が高まることを期待しています。グローバルな事業展開にあたり多様な価値観、文化を持った人財が「一人ひとりの能力を最大限に発揮できる組織づくり」が必要と考え人財の多様化を進めています。2011年度グローバルリーダーシップフォーラムの様子akebono Starter Book

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