AKEBONO REPORT 2012
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インターンシップ akebonoはニーズの多様化とグローバルでの市場展開に伴う社員の国際感覚の醸成と、日本国籍以外の若者に対する職業選択の支援をめざし、インターンシップを積極的に推進しています。2012年度は本社系の各職場に1名以上のインターン生が在籍する状態をめざします。さまざまな国籍の人が集まり、社員とインターン生が同じプログラムに関わる環境を創り出すことで、グローバル人財の下地づくりを進めます。■ 新卒者10月入社採用開始 事業のグローバル展開の拡大に対応する優秀な人財の確保を狙い、2012年より新卒者の秋採用を開始します。グローバルに活躍できる人財を世界中に求め、卒業時期の異なる海外大学出身者を中心に10月採用を実施します。各地域の教育機関とのコンタクトを強化し4月採用者と同様の研修も実施し、将来のグローバル人財としての育成を行います。初年度である2012年は、タイ、インドネシア、メキシコ、ネパール、フランスからの学生を新入社員として迎え、早期に世界で活躍できる人財に育成します。ワークライフバランス■ 基本的な考え方 「仕事」と「仕事以外の活動」のバランスを取りながら、社員一人ひとりがその人らしい働き方、生き方を実現できる環境整備をめざしています。育児、介護、地域活動や、英語教育などの自己啓発を通して「働き方を変える」機会を提供しています。■ 労働時間 所定労働時間に関しては1,916時間となっており、自動車産業の平均(1,918時間)となっています。また所定外労働時間に関しては205時間で、自動車産業の平均222時間より若干少なくなっています。また、有給休暇に関しては17.6日取得、取得率91.3%となっています。 2012年3月末の正社員は92%、契約社員は8%となっています。akebonoは定年退職した社員の再雇用を推進しており、契約社員の過半数は60歳以上となっています。■ 育児休職制度 「育児休職制度」は法定基準を上回る制度を整備しています。育児休職は3歳まで、育児短時間勤務では小学校6年生まで最大2時間/日の短縮が可能です。また、子どもが病気の時に利用できる「子の看護休暇制度」(5日/ 年)が年次有給休暇とは別にあります。仕事と子育ての両立ができる職場環境づくりへの取り組みや育児支援制度の充実が評価され、内閣府より「子ども若者育成・子育て支援功労者表彰」の「チャイルド・ユースサポート章」を2010年に受章しました。■ キャリアパートナー制度 子育てや介護、配偶者の海外転勤などの家庭責任を理由に退職した社員に、経験・知識・キャリアを活かして再びakebonoの社員として働くことができる機会を提供する「キャリアパートナープラン制度」を導入しています。akebonoは多様でかつ柔軟な働き方が選択できる制度を整備するとともに誰もが活躍できる環境づくりに取り組んでいます。2011年度は登録者のうち1名が同制度を利用して再び社員として働き始めました。海外労務管理akebonoでは、海外拠点における労使関係の安定を経営課題の一つと捉えています。労働組合との関係については「労使協調」を基本方針として、話し合いによる協調的関係の構築に努めています。また2010年度よりタイのAkebonoBrake (Thailand) および中国の広州曙光・曙光(蘇州)で社員との個別面談を実施し、社員の声・要望・提言を吸い上げています。そこから中国の広州曙光・曙光(蘇州)においては、日本の人事制度をベースとした制度では、現地で働く社員の価値観に合わず、納得性が得られないことがわかりました。akebono流モノづくりを中国において実現するためには、akebonoとして変えてはいけない理念の部分と、現地の労働慣行や社員の価値観に応じて変えるべき部分の2つを分けて検討を重ね、2012年から人事制度を改訂しました。同様にタイの人事制度についても改訂の検討を開始しました。これからも各国の国民性や労働慣行を理解・尊重した上で、海外拠点の労務管理をサポートしていきます。*海外拠点の正式名称はp.70に掲載しています。育児休職中の川理花(広報室)03691215’98 ’00 ’03(人)’04 ’05 ’06 ’07 ’08 ’09 ’10 ’111 2 274 3 411 121510インターン生の出身国アメリカ、イギリス、イタリア、インド、ギリシャ、スウェーデン、オーストリア、スペイン、タイ、スロバキア、ドイツ、トルコ、フランス、フィンランド、ポルトガル、メキシコ(年)03691512インターン生受け入れ人数の推移インターンシップ生と社員が話す英会話教室

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