AKEBONO REPORT 2012
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グローバル時代での知見の共有に取り組みます「akebono研修センター(Ai-Village)」開設グローバルで活躍できる人財の育成を目的に、Ai-City(羽生)に「akebono研修センター(Ai-Village)」を新設しました。akebono研修センターは、急速に進むグローバル展開の中で得られる知見の共有とグループ内の人財の交流により、新たな価値を創造する場として活用します。Ai-Cityには本社のほか、技能の伝承の機能を担う「モノづくりセンター」、ブレーキサンプルの展示と技術開発の歴史がわかる「ブレーキ博物館Ai-Museum」の施設を有しています。akebono研修センターの新設により、Ai-Cityでの人財育成機能をさらに充実させ、グローバルで活躍できる人財の創出と中長期にわたる人的基盤の強化をめざします。社員とともに<「akebono研修センター」の主な設備>・ 研修内容によりスペース可変可能な大・中・小研修室・ 大学の講義室をイメージしたプレゼンテーションルーム・ 語学専用研修室・ コミュニケーションを活性化するためのラウンジ、緑化スペース・ 中長期研修者用向けの宿泊機能・ 食文化を通じて文化の違いを体験するための厨房機能・ e-ラーニングなど自主学習のためのライブラリー・ 国内外拠点とのネットワーク強化のためのTV会議システム常態接続■ 環境への取り組み・ 敷地全体を活かした緑化活動に努め、敷地の33%を緑地として確保・ 自然エネルギーの活用(太陽光発電システムや太陽熱温水器、自然採光を利用した省エネ)・ 地域の生物多様性への取り組み(水生植物のムジナモやホタルの育成)を推進■ BCP対策・ 施設耐震強度を基準の1.5倍化・ 災害時緊急避難所として、備蓄庫の設置・ 非常用自家発電機の設置モノづくりセンターの海外展開モノづくりセンターは「モノづくりの原理・原則」を、誰でも・いつでも・短期間で自ら学び体験し、仲間づくりを行う場です。オペレーターを中心に、モノづくりの「現場を強くできる」人財育成の一端を担っています。海外拠点に「akebono のモノづくりの良さ」「日本のモノづくりの良さ」を発信するためグローバル化への対応も開始しました。現在国内製造拠点には、最適な標準作業の普及・浸透を行う「基礎技能教室」が設置され、入社10年目までの社員を対象に集中研修を実施しています。海外拠点に基礎技能教室を設立するため、2012年2月にはインドネシアから6名の社員が研修に参加し、2012年7月のインドネシア拠点の基礎技能教室開設に向け、現地トレーナーの育成研修が新たにスタートしました。今後は、タイからの研修生の受け入れ、北米での教室開設も計画しています。■ モノづくりセンター<施設概要>建物名称akebono研修センター(Ai-Village)建設予定地埼玉県羽生市東5丁目敷地面積約9,500m2延床面積約3,900m2構造地上2階鉄骨造り設計㈱プランテック総合計画事務所施工北野建設㈱着工2012年5月竣工2012年12月投資総額約17億円ホタルの幼虫標準作業を理解する「APS道場」モノづくりセンターは、上記3つの道場の他にも「安全道場」「保全道場」「環境道場(p.34)」「品質道場」が開設されており、埼玉県も活用しています。研修終了者は、2,000名を超えました(2012年4月末現在)製造工程の基本を学ぶ「摩擦材道場」原理を体験・体感する「加工道場」現在「モノづくりセンター」内で、akebono研修センターに放すムジナモとホタルを育成していますメダカとムジナモ

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