AKEBONO REPORT 2012
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トップメッセージ日本でのモノづくりを継続し、その機能を強化してグローバル化に対応します「会社」の原点を強く再認識 2011年はニュージーランド地震、東日本大震災、タイの大洪水など、世界各地で大きな災害が発生し、自然災害の恐ろしさを思い知らされた年でした。そうした中で、私たちは東日本大震災を機に、想定以上の早期生産復旧など日本のモノづくりの底力を改めて実感するとともに、一人では不可能なことでも全員の力を合わせれば可能になるという「会社」の原点を強く再認識することができました。大震災によって見えてきたさまざまな課題を踏まえ、引き続き、中期経営計画「akebono NewFrontier 30 ローリングプラン」を、スピードを持って推し進めていきます。中期経営計画により世界シェア30%をめざす 中期経営計画は「将来に向けた技術の差別化」「革命的な原価低減に向けた努力の継続と海外への展開」「日米中心から日米欧アジアへのグローバル化の加速」を3本の柱としています。これは事業の拡大と企業価値の向上をめざし、OEMディスクブレーキパッド世界シェア30%の達成に向けた競争力強化を図るための施策で、2010年の策定から基本戦略に変更はありません。3本柱の一つ「将来に向けた技術の差別化」では、これまでに培ってきた技術ノウハウをさらに深めるとともに、それらをベースとして地球環境に配慮した軽量化・電動化対応製品、小型低価格車市場と高性能車市場という市場の二極化に対応した製品の開発などに積極的に取り組んでいきます。また、生産設備においても地球環境に優しくコスト競争力の高い次世代生産設備を随時導入していく計画です。 「日米中心から日米欧アジアへのグローバル化の加速」では日本をakebonoグループの技術・モノづくりの情報

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