AKEBONO REPORT 2012
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地球温暖化防止に向けてCO2 排出量削減の取り組み地球温暖化の原因といわれるCO2 排出量を削減するため、akebonoでは生産工程や事務所において、大切な資源やエネルギーをできるだけ効率よく使用することに努めています。2007年から活動を継続している省エネルギー・CO2 削減プロジェクトチームでは、引き続き各拠点でのCO2排出量削減につながる施設内の設備改善、省エネルギー活動を進めました。2011年度のCO2 排出量は景気回復により売上高*が3%増加した影響もあり、前年度比1.4%増の63,900t-CO2となりましたが、売上高あたりのCO2 総排出量では、67.4t/ 億円から66.5t/ 億円と1.3%減少しました。akebonoの地球温暖化防止CO2 排出量削減目標を、京都議定書の日本国の目標6%に対して「1990年度比、2008 ~2012年度平均で7%削減」として活動を進めた結果、2011年度も目標値を上回る削減率で推移しています。今後は、熱効率の改善により生産設備面での効率的なCO2排出量削減に取り組んでいきます。*報告セグメントの日本の売上高:96,154百万円(p.62)生産段階での取り組み高効率照明への変更山形製造㈱では天井照明として400W水銀灯と230Wナトリウム灯を使用していましたが、400W水銀灯は電気消費量が多く、ナトリウム灯は演色性*の低さの問題があり、高効率230W水銀灯2灯に約300台を変更し、年間45t-CO2の削減を達成しました。*演色性: 照明と色の見え方の指標。一般に、太陽光線で見たときとの色の見え方の差が大きいと演色性が悪く、その差が少なければ演色性が良いと評価される緑のカーテン(ヘチマ)akebonoでは緑のカーテンとしてヘチマやゴーヤを植えました。蒸散作用により奪われる気化熱と目に鮮やかな大輪の花による涼しさの演出で体感温度も下がり、冷房電力の抑制につながりました。物流:省エネタイヤ装着変更前変更後2011年度国内主要生産拠点別のCO2排出量山形20,100t岩槻15,300t排出量合計63,900t館林10,000t福島9,500t山陽8,000t三春分工場 1,000tCO2排出量と売上高あたりのCO2排出量の推移akebonoグループ CO2排出量推移(グローバル)(t)’08 (年)’90 ’04 ’05 ’06 ’07 ’08 ’09 ’10 ’11’09 ’10 ’11北米日本アジア(日本以外) 欧州(年度)(千t):売上高あたりのCO2総排出量7466 65 665963 63 6469*2009年度より館林鋳造所のCO2排出量を集計に加えたため、同年の売上高あたりのCO2総排出量が増加しています。0102030405060708050607080(t /億円)70.867.466.5152,90063,90030,9001,70064.962.860.5 59.1 59.171.0*56:CO2総排出量:目標値 1990年度比平均7%削減*2011年より北米拠点AEC、ABCを集計範囲に追加しています。040,00080,000120,000160,000200,000240,000省エネルギーの取り組み TOPICS燃費が向上するエコタイヤの積極的な装着に努めています食堂でのゴーヤとヘチマのカーテン

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