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社長挨拶

曙ブレーキグループ(akebono)は、事業再生ADR手続の下、事業再生計画案の策定に取り組んでまいりました。このたび、全てのお取引金融機関の皆様にご同意をいただき、事業再生計画が成立しました。この事業再生計画を実現するために発足した新経営体制で、事業再生に向けた新たなスタートを切りました。

事業再生計画では、「1. 経営体制の強化」、「2. 事業構造改革」、「3. 財務体質健全化」を図り、財務体質健全化を目指しています。

第三者割当増資という形で出資を受け、全てのお取引金融機関の皆様からの、債務免除を含む金融支援を得ての再スタートとなります。akebonoの経営環境及び財務体質は依然として厳しい状況ではありますが、新しい経営体制の下、事業再生計画の実現に向け、社員一丸となって、誠心誠意取り組んでまいります。

akebonoは、1929年の創業以来、「動くものを止める」技術を磨いてきました。

ブレーキの基本となるのは摩擦の力。運動エネルギーを熱エネルギーに変えて、動くものを止める力です。この仕組みが他の技術に置きかわったとしても、動くものを止める技術はなくなりません。

今、自動車業界は「100年に一度」と言われる大変革期を迎えています。大きな技術革新が起きている中ではありますが、仕組みは変わったとしても、「クルマを止める」という機能は変わることはなく、永久に残る技術です。

akebonoには、90年を超えるモノづくりの歴史の中で、着実に培ってきた技術があります。この技術を活かし、さらに新たな技術を取り入れ、将来の発展につなげてまいる所存です。

皆様のご支援に対し心より感謝申し上げますとともに、今後とも皆様のご理解・ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

曙ブレーキ工業株式会社
代表取締役社長 CEO
宮地 康弘