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社員とその家族とともに

akebonoでは多様化する価値観に応えるため積極的なダイバーシティ・マネジメントに取り組んでいます。

ダイバーシティへの取り組み

akebonoにおけるダイバーシティ・マネジメント

図:ダイバーシティの基本テーマ
ダイバーシティの基本テーマ

akebonoでは、社員一人ひとりが大切にしている価値観を認め合い、多様性を尊重することで、新たな価値創造と企業価値の向上に結びつけることを目標にしています。

事業のグローバル展開において「社員一人ひとりの能力を最大限発揮できる組織づくり」が必要不可欠と考え、人財の多様化を推進するため年齢、性別、国籍を問わず採用活動に取り組んでいます。

akebonoのダイバーシティ・マネジメントは、『多様化推進』、『キャリア支援』、『ワークライフバランス推進』を3つの基本テーマとしています。今後さらなるダイバーシティ推進活動に取り組んで行きます。

多様化推進の取り組み

多様な人財の採用、活躍できる場の提供

定期新卒採用のみならず多様なスキル・経験を持つ人財を確保するために適宜、経験者採用を実施しています。また、年齢、性別、国籍等を問わず、多様な人財の採用活動を行っています。企業全体の活力のベースとなる、一人ひとりの創造的な発想を育んでいくために、その人らしい働き方や生き方を尊重し、それぞれが活躍できる機会を提供しており、多様化推進の一環としてLGBTQに関する取り組みを始めています。具体的には管理職層向けにアンコンシャス・バイアスとダイバーシティ・マネジメントに関する研修導入や社内健康診断では性別を問わないフリー時間枠を多く設ける等の対応を行っています。今後も「一人ひとりの能力を最大限に発揮できる組織づくり」を推進していきます。

女性活躍推進「えるぼし認定」を取得

「えるぼし」マーク(3段階目)

「えるぼし」マーク(3段階目)

akebonoは女性を含むすべての社員がいきいきと働ける企業を目指し取り組みを続けています。

2016年4月には、埼玉労働局長より「えるぼし認定(3段階目)※」を受けました。えるぼし認定制度は、女性活躍推進法に基づいて行動計画の策定と策定内容の届出を行った事業主のうち、女性の活躍推進に関する取り組みの実施状況などが優良な事業主が、都道府県労働局の厳しい審査を経て、厚生労働大臣の認定を受けることができる制度です。評価は5つの評価基準に基づいて行われ、項目数に応じて1段階から3段階までの認定が行われます。akebonoは、このうち最高ランクである3 段階目に認定されました。

今後も、女性がさらに活躍できるための環境づくりをはじめ、多様な人財が最大限の能力を発揮できる職場づくりを推進してまいります。

  • ※女性活躍推進法に基づく「基準適合一般事業主」認定の公式愛称

ワークライフバランスへの取り組み

akebonoは社員一人ひとりの多様な働き方の実現を目指し、育児や介護と仕事の両立を多方面からサポートするさまざまな制度を設けています。

育児・介護による勤務時間の短縮(1日2時間まで)や休暇制度、育児や介護、配偶者の海外転勤など家庭の事情で退職した社員に復職の機会を提供するキャリアパートナー制度を導入しています。

またワークライフバランスの実現を図るためにコアタイムなしのフレックスや在宅勤務を制度化しており、働く時間と場所の柔軟化に取り組んでいます。

今後は、育児・介護休業法改正にともない、パパ育休の創設など男女とも仕事と育児が両立できるように各種制度の継続と改善に努めていきます。

さまざまな社会環境の変化に企業全体で対応し、多様で柔軟な働き方を選択・実現できる職場環境づくりを推進していきます。

次世代育成支援認定マーク「くるみん」3回目の取得

次世代育成支援認定
「くるみん」マーク

akebonoは、埼玉労働局から「次世代育成支援対策推進法」に基づく「子育てサポート企業」として認定を受け、次世代育成支援認定マークである「くるみん」マークを2007年11月、2013年6月、2016年10月の計3回取得しています。

今後も男性の育児休職取得率のさらなる向上の促進等、引き続き誰もが働きやすい環境づくりに邁進してまいります。

育児休職取得者の声

akebonoは、育児休職取得を推進しています。男性の育児休職者の取得率は2022年度は27%でした。男性の育児休職者の声を紹介します。

<社員のコメント(男性)>

育児休職を取得し、改めて家事・育児の大変さを知り、父親としての自覚もさらに芽生えました。今までは任せがちだったことも、夫婦で役割分担することで妻に余裕ができ、家庭内の笑顔が増えたと感じます。当初は育児休職を取得することは考えていなかったものの、上司からの取得意向の確認を受けて妻と相談して決めましたが、取得してよかったと思います。復帰後も積極的に家事・育児に参加するつもりです。

<奥様のコメント>

育休のおかげで遠慮なく家事・育児をお願いすることができました。普段より家族で密に過ごせて楽しかったです。

あけぼの保育園 「Ai-Kids」

2018年に開園した事業所内保育所「あけぼの保育園 Ai-Kids(アイ・キッズ)」は、「働き方改革」の一環及び社員の福利厚生の充実、また地域社会への貢献を目的として設立しました。子どもたちとその家族・保育者が共に育てあう“共育(ともそだて)”の理念のもと、家族と共に子育ての喜び・悩みを共有し、子ども一人ひとりの成長を見守るとともに、社員の育児と仕事の両立をサポートしています。

また小人数制だからこそできる、あたたかい「家庭的保育」で 「思いやり」「やさしさ」「ねばり強さ」 のある子に育てます。

あけぼの保育園 「Ai-Kids」利用者の声

あけぼの保育園 「Ai-Kids」は男性社員も多く利用しており、男性の育児参加の促進にもつながっています。「Ai-Kids」利用者の声を紹介します。

<社員のコメント(男性)>

1歳から預かっていただき、毎朝楽しく娘と一緒に登園・出社しています。娘や保育園に何かあればすぐに駆け付けることができるため安心して仕事ができる環境です。また保育園の先生方も会社の事情をよく把握されているので、柔軟に対応いただき感謝しています。会社の敷地内ということで同僚にも娘をかわいがってもらいながら、職場からも育児に対して配慮いただき大変ありがたいと感じています。他のパパ社員との交流もあり、育児に参加できていると実感することができています。

<奥様のコメント>

育児に対して、父親が積極的に参加してもらうことができる環境にとても感謝しています。共働きですが娘が帰宅する前に夕飯の支度などもできるので余裕を持った生活ができて助かっています。クリスマスやハロウィンなどたくさんのイベントを企画してくださり、子供が楽しそうに参加しています。娘の成長を支えてくださっていることにとても感謝しています。

主な認定取得・受賞歴

2007年11月
厚生労働省 次世代育成支援認定マーク「くるみん」認定取得
2008年10月
厚生労働省「均等・両立支援企業表彰」(ファミリー・フレンドリー企業部門)埼玉労働局長優良賞 受賞
2008年11月
埼玉県「あったか子育て企業賞」大賞 受賞
2010年12月
内閣府「子ども若者育成・子育て支援功労者表彰」チャイルド・ユースサポート章 受章
2012年11月
厚生労働省 厚生労働大臣優良賞(ファミリー・フレンドリー部門) 受賞
2012年11月
埼玉県「多様な働き方実践企業」に認定
2013年6月
厚生労働省 次世代育成支援認定マーク「くるみん」認定取得(2回目)
2016年4月
厚生労働省 女性活躍推進法に基づく「えるぼし認定(3段階目)」取得
2016年10月
厚生労働省 次世代育成支援認定マーク「くるみん」認定取得(3回目)
2017年12月
埼玉県「多様な働き方実践企業」に更新認定
2022年12月
埼玉県「多様な働き方実践企業」に更新認定

多様な働き方の実現を支援するための制度の一例

在宅勤務制度 自発的かつ効率的な働き方、また多様化するライフスタイルに合わせて社員が活躍できる新しい働き方を目指して制度化(業務上支障がない場合に誰でも利用可能)
フレックスタイム制度 日々の出退勤時間を社員が自ら決めることができる制度(コアタイムの設定なし)
勤務間インターバル制度 勤務終了時刻から翌日の始業時刻まで11時間以上の休息時間(インターバル)を設ける
事業所内保育所 0歳~2歳児を対象として2018年に開園
兼業 本業の勤務に影響を与えない範囲で兼業可能
育児休職制度 子どもが満3歳の3月に達するまで取得可能(分割取得も可能)。「休職支援金」を共済会より支給
※「育児休職制度」は法定基準を上回る制度を整備しています。
産前産後休暇 ・ 母性保護特別休暇 産前6週間(多胎妊娠の場合は14週間)、産後8週間に取得可能
キャリアパートナー制度 家庭の事情で退職した勤続経験3年以上の社員は、一定の基準を満たす場合に、退職後5年以内まで復職が可能
介護休職制度 対象家族1人につき2年間取得可能。「休職支援金」を共済会より支給
看護休暇制度 小学校6年生までの子どもを看護するための休暇を年5日間、2人以上の子どもを看護する場合には10日間取得可能
(負傷または疾病にかかった子どもの看護または予防接種・健康診断を受けさせるため、有給休暇とは別に取得可能)
短時間勤務制度 <育児>子どもが小学6年生の3月末までの期間、複数回取得可能
<介護>対象家族1人につき通算3年までの期間、複数回取得可能
傷病休暇制度 不慮の病気や怪我の際に安心して療養できるよう、毎年付与される年次有給休暇とは別に12日/年の傷病休暇を付与

グローバル女性活躍推進

ベトナムでのWomen's dayの様子

ベトナムでのWomen's dayの様子
(2022年10月20日)

akebonoグループでは、毎年、女性の社会進出を支援するイベントを行っています。

ベトナム・メキシコ・インドネシアでは、“Women's Day”というイベントを開催し、女性社員や社員の家族に贈り物をするなどして女性活躍推進を行っています。

タイでは、2019年7月に、産休後の復帰を支援するため、授乳室を設け、お母さんが柔軟で快適に働ける環境づくりを行いました。

ドイツでは、Girl's day(次世代の研究職・技術職に進む女性のキャリア支援・育成) のイベントに参加し、地域の女子生徒を会社に招き、製品を用いた体験学習を通して、自動車部品業界への興味・関心をもってもらう活動を行っています。

グローバル交流の推進

Ai-Forumの様子

Ai-Forumの様子

海外からのインターンの受け入れを積極的に行ったと同時に、インターンと社員の交流を促進する教育プログラムを設け、グローバル人財の育成に役立てています。

グローバル交流の推進活動「Ai-Forum」を開催して、akebonoの拠点がある国の文化やビジネス習慣に関する発表や 議論に、海外インターンや社員が複数回参加し、多様で異文化的な視点を養いました。

インターンシップ受け入れ

インターン生の人数・出身国
2004年~2019年の間、アメリカ、イギリス、イタリア、インド、ギリシャ、スウェーデン、オーストリア、スペイン、タイ、スロバキア、ドイツ、トルコ、フランス、フィンランド、ポルトガル、メキシコ、モロッコ、カナダ、ハンガリー、オランダ、ポーランド、チュニジア、ナイジェリア、ロシア、オーストラリア、100名以上を受け入れました。
※新型コロナウイルス感染症対策のため、2020年以降の受入れを中止していましたが、2023年度以降は受入れの再開を検討していきます。

障がい者の雇用(あけぼの123)

あけぼの123では、一人ひとりの特性(個性)を認め合い、強みを活かす。業務拡大により就労機会を増やし、定着、そして自立に向けて成長し続ける職場づくりに取り組んでいます。障がい者の雇用や、その能力を活かした職場づくりに積極的に取り組んでいることが評価され、6期連続で埼玉県障害者雇用優良事業所の認証を受けています。

なお、akebonoの障がい者雇用率は2022年度末現在、法定雇用率2.30%に対して、2.77%となっています。

図:akebonoグループの障がい者雇用率推移

akebonoの障がい者雇用率推移

社員の職域拡大および競争力向上への貢献(あけぼの123)

あけぼの123は、2022年9月に創立19周年を迎えることができました。また、コロナの影響で開催できなかった家族見学会を4年ぶりに開催することができました。

あけぼの123では、当初社員5名でスタートし、清掃業務のみを行っていましたが、徐々に人員・職域の拡大を進め、知的障害のある社員が25名働いています。

現在は、職域を広げ、名刺印刷・封筒印刷・伝票整理・コピー用紙の供給・製造現場での部品の梱包業務に加え、新たに企業内保育園の育児用タオル類の洗濯を取り込み開始。 なかでも梱包作業は、グループ会社であるアロックスからの委託業務として2008年に開始以来、社員が迷わず繰り返し作業ができるように、継続的な改善や多能工化も積極的に行い現在9名が担当しています。

現場では、写真の活用や標準作業遵守、ミスを減らす工夫により社員のスキルを高め、仕事の幅を広げることで、社員のモチベーション向上につなげ、曙ブレーキグループ全体の競争力向上へも貢献しています。

また、多能工化として訓練用作業台を設置し、実践に備えての教育を展開しています。清掃業務では、従来の手順書に加え、ビデオ(動画)を活用した社員への教育と訓練を始めました。

多様化する中で「働きがい」のある環境づくり(あけぼの123)

社員および指導員の成長機会の創出

① 社員が司会をする「誕生会」に加えて、職場レクリエーションとして始めたストラックアウト大会を3回開催。社員自ら立候補し企画・運営を担当して、コミュニケーションを図っています。

② 全員参加による標語募集と優秀作品の表彰
・全国安全週間標語 58点
・全国衛生週間標語 60点

③ 「自分にあげたいで賞」:会社創立記念日に全員を表彰

雇用の質の向上に向けた人づくり強化

① 社員:特性を活かした多能工化推進

② 指導員:提案、実行できる指導員の育成

キャリア支援の取り組み

キャリア支援活動

akebonoのダイバーシティ推進として、老若男女、社員一人ひとりが自身のキャリアを選択し実現するための研修・キャリア支援を行っています。例えば、公開講座「Ai-Campus」は、社員なら誰でも受けられる教育カリキュラムです。業務に必要な知識・スキルの習得にむけて社員が選択して受講しています。階層別研修として、入社3年目・7年目時には、それぞれのキャリアや将来ビジョンの幅を広げる研修を開催する一方、幹部職向けには、マネジメントに必要な知識・スキルの提供や、経営層との面談を通して進めながらキャリアアップを目指すカリキュラムなどを充実させています。また従来年代別に開催していたライフプランセミナーをオンラインの開催形式に変更して、いつでも・誰でも受講できるようにしました。さらには60歳の節目を迎える前(50歳、55歳)のセミナー新設を検討しています。社員とそのご家族を招待して、ライフプラン・キャリアプラン計画の契機とすることが狙いです。各年齢層での課題や検討すべき事項を盛り込み、受講者が自発的に将来の人生設計を考えてもらうことを推進・サポートしていきます。