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電動ブレーキ

akebonoは、環境対応・安全性向上・車両の電動・電子化対応を目指し、電動ブレーキシステムの開発に取り組んでいます。

電動ブレーキ

akebonoは、環境対応・安全性向上・車両の電動・電子化対応を目指し、電動ブレーキシステムの開発に取り組んでいます。

電動ブレーキシステムとは

運転者の操作からブレーキがかかるまでに動作する装置や、装置間の接続部の中で、電気を動力として動作するものが含まれているシステムです。 電動アクチュエータが搭載されたファウンデーションブレーキは、電動サービスブレーキと電動パーキングブレーキに大別されます。

電動サービスブレーキ

ディスクブレーキパッドをブレーキローターに押しつける機構を油圧式から電動直動式にしたブレーキシステムです。
ブレーキペダルからの電気信号や車両情報をECU(コンピュータ)が判断し、電動アクチュエータを動作してブレーキ力をコントロールします。

電動パーキングブレーキ

サービスブレーキは従来の油圧式のまま、パーキングブレーキ(駐車ブレーキ)機構のみを電動直動式にしたブレーキシステムです。

電動ブレーキの特長

電動サービスブレーキ

  • ブレーキフルードが廃止できるため、環境負荷の低減や、車両への組み付け性改善を図ることができます。
  • ブレーキ配管やエンジンルーム内の油圧装置が廃止できるため、車両設計の自由度向上や衝突安全性能の向上を図ることができます。
  • ブレーキの制御性が向上するため、ブレーキ応答性の向上による車両安定性向上、引き摺り低減、NVHへの対応幅拡大が見込まれます。

電動パーキングブレーキ

  • 操作に力が必要となる従来のパーキングレバーに代わり、スイッチ操作によってパーキングブレーキを操作することができるため、ドライバーの運転負荷が軽減します。
  • 自動機能により、ブレーキのかけ忘れ防止や戻し忘れ防止、自動ブレーキ後の自動駐車も可能となる為、安全性や快適性が向上します。
  • また、パーキングレバーやケーブルが不要となる為、車両や運転席周りのデザインや設計の自由度が増します。

akebonoは、電動サービスブレーキ、電動パーキングブレーキの量産化を目指し、日々開発に取り組んでいます。

ディスク型電動パーキングブレーキ

オポーズドタイプ電動パーキングブレーキ

akebonoは、高性能車用ブレーキの開発で培ってきた技術を活かし、スポーツタイプの電気自動車用に、オポーズドタイプ電動パーキングブレーキキャリパーを開発しました。

オポーズドタイプキャリパーの1つのピストンがサービスブレーキとパーキングブレーキ機能を共有した世界初の構造で、この構造により、大幅な軽量化を実現しています。

サーキット走行を考慮した高温・高負荷制動条件にも対応しており、完成車メーカーへの採用・量産化が決定しています。

  • オポーズドタイプ電動パーキングブレーキ

中・小型トラック用電動パーキングブレーキ

akebonoは、1つのモーター出力を2つのピストンに伝達できる独自構造の中・小型トラック用電動パーキングブレーキを開発しました。

発生出力が既存の他社量産品に対し200%以上となることが大きな特長で、これにより特許を取得しています。また、左右の出力差を調整するデファレンシャル機能を内蔵していること、駐車軸力を保持することができる電磁クラッチを内蔵していることなどでも特許を取得しています。

出力を得るために必要な電流値は14Aと乗用車用既存製品と同等になっているとともに、車両1台当たり3kg以上の軽量化も可能となります。

  • 中・小型トラック用電動パーキングブレーキ

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