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トップメッセージ

株主の皆様には平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社グループを取り巻く事業環境は、世界的なインフレによる原材料価格・エネルギーコストの高止まりや、各国の利上げによる景気の下振れリスクなど、依然として不透明な状況が続いております。

このような状況下、当期における当社グループの業績は、自動車需要の回復、円安の影響などにより、売上高は1,663億円(前期比8.0%増)となりました。営業利益は、原材料価格・エネルギーコストの高止まりによる負担増があったものの、それらの影響について販売価格への転嫁を進めたことや、生産性改善などの合理化の効果により32億円(前期は営業利益2億円)となりました。

グループ全体では増収増益となったものの、北米事業では依然として厳しい状況が続いております。この北米事業の黒字化を実現するため、2025年12月を予定として米国1工場体制を確立することを昨年10月に決定しました。これは2019年より進めてまいりました事業再生計画における事業構造改革の最後の大きな施策であり、達成に向けグループ一丸となって取り組んでまいります。この計画を成し遂げ、さらには将来の持続的成長に向けた事業基盤の再構築を進めてまいる所存です。

当期の配当につきましては、未だ財務体質の健全化を目指しており、誠に遺憾ではございますが、無配とさせていただきますことを深くお詫び申し上げます。

株主の皆様には今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2024年6月曙ブレーキ工業株式会社
代表取締役社長 CEO
宮地 康弘